香港強行日帰り

[Ｂｏｒｇｅｎ]

25日は時間があったので、前日に香港行きの切符を買い、朝9：05発T805次で香港に行く。切符料金だが、去年乗ったときは190HK$に対し、209元だったが、元が高騰しているため、香港ドルとは価値が逆転しており、192元で買えた。
広州東駅は、1番台が長距離及びCRHホーム、2番台はプラットホームの位置が低く、長距離ホーム。3番台は香港行き専用ホームで警備が厳しい。4番台・5番台はCRH及び城際列車ホーム、6番台のホームはボロでこれは長距離列車が停車している。広州東と香港を結ぶ列車は当然3番ホームだ（北京・上海発の場合は最近6番ホームに停まっていることが多い）。
客車はRZ25Zで大した新鮮味はないが、サービスの向上があったのか、乗客全員にワトソンズのミネラルウォターが配られた。席は進行方向と逆だったが、グループの連中と交換したら進行方向だった。この座席はリクライニングはできるが、回転機能はなかった。

広州東を発車した列車は途中広州東の車両段を通過するが、真紅と銀色を纏った新時速は相変わらずお蔵入りだった。この分だともう動かないのかもしれん。現に広深鉄路を代表する列車は去年までは新時速だったのが、ダイヤ改正以降、CRH1に取って代わりつつある。垂れ幕、ポスターなどがCRH1にまとめて張り替えてあるため、「お前の時代はおわりじゃ！」を位置づけている。
途中東莞駅に停車し、そのまま深圳にはいりスピードを落とす。最近落馬洲行きの路線が開通＝本数増大のため、列車はスロー運転を余儀なくされ、結果、10分の遅れで、ホンハム駅に着いた。

HongHamに着いたら、そのままKCRに乗り換え、旺角に行き、油麻地にある知り合いの某ISL会社に遊びに行く。ここに勤めているお偉い連中はモバイルマニアで、ある意味中国鉄ヲタと繋がる、誰も理解できない趣味を突っ走っている状態。この日は何やらIphoneのシムロック解除だかなんだか、分解を行なっていた。TJさんが世界初ですよ～とニコニコ話されても、こんなことして理解でき楽しめる日本人は世界中探しても10人満たないだろうが、それでも好きなものは好きなんだとRW19KとRW25Kそれぞれの高級軟臥の違いを楽しむ客車マニア辺りには共感できるのではないだろうかｗ。お昼はこの会社の人たちに京川滬の店の名前がついた料理をご馳走になる。
そして本来ならホテルに泊まる予定だったが、予約をしておらず案の定満室。500元を500HK$に替えたばかりだというのに…。だから一度落馬洲・皇崗経由で広州に戻ってみようと思った。

始め尖東から上水まで行き、KTTを撮り鉄しようとしたら、モロ被られ失敗。落馬洲行きが開通し、ますますKCRの過密っぷりを見せ付けられた。その落馬洲行きの線路はKCR東線の上水駅から繋がっており、約8分に1本の割合で出る。駅を出るとしばらく地下にもぐる。だいたい5分後に落馬洲に到着。落馬洲周辺はのどかで、開発が続く皇崗とは偉い違い。500ｍある2層式のアーチを渡るが中国に行く人は少なく、羅湖のようにイミグレで30分近く待たされることもなく、あっさり中国に戻った。対岸の本来は道路のみが繋がっており、行き来するにはバスしか利用できなかったが、KCRが直通したので、少しは便利になった。というのもせっかくKCRを通したのにまだまだ不便で、
①落馬洲周辺はド田舎、ホンハム方面に向かうバスは走っているの？というくらい環境は不整備。
②またKCRも22時前には終電になるから夜遅くには使えない。   
③中国の皇崗は地下鉄の駅とは結ばれているものの、道路の方は500m離れていて分かりづらい。
とまだまだ環境が良くなるには時間がかかりそうだ。

　帰りは乗る列車がCRH以外しか選択できないのでこれで戻る。18時に皇崗、18：40にCRH。19：43に広州東。そいでもってバスで帰って買い物したら部屋に着いたのが21：00ちょうど。この日、広州は大雨。先週は広州駅前が１ｍ水没！？するくらいすごい雨だったそうだ。つーことでお終い。