さる8/21にD26次、哈尓濱15:43→23:33北京【泊】、
翌日8/22にD31次、北京10:50→20:49上海と、2日がかりのべ約18時間CRHを乗り継ぎました。
すき好んでやったワケではありません。これしか買えず、こうなってしまったのです。
哈尓濱からD26次、午後4時前出発で半分は日没後の走行です。
本当は夜行がよかったのですがALL没有(8/14)、朝発午後着の動車組D28も没有で、仕方なく買いました。
1等が買えたのが僅かに救いでした。
乗れない代わりに撮ってやろうと、朝、哈尓濱駅南側の陸橋まで歩いて行きました(駅歩15-20分)。…が、来ない。
哈尓濱で入手した新しい時刻表をよく見ると、列車リストの所に例の文言『えきで公告見なはれ』が…せめて本文時刻ワキに書けよナ!
はぁ、まだ走ってなかったんか(-_-)。買えないはずじゃ。
(なお「運行してない」と「売切れ」は、中国ではどちらも『没有』と言います)
駅の南と北の陸橋撮影などで時間をつぶし、ようやく15時半乗車となりました。
北京から着いて、わずか20分で折返す運用なのは時刻表から判ります。過酷な運用です。
1番ホームに出ると初めて見るCRH5、アレ?車体塗色が1色多いぞ。
違いました。裾に茶色の帯を纏っているのは、なんとも…画像の通りです。
窓もホコリがたっぷりこびりついてました。いつから洗ってない?、んんん~コレ大丈夫かぁ( ・_・)。
行き先表示は車体にペンキで書き込まれています。最も乗客案内<作業のラクチン重視、な方式です。
『長春=北京=瀋陽北=北京』と、…え、哈尓濱は?、もういきなり符合してませんがな。まぁ、また壊れたんでしょうナ。
乗り心地は固定イスに後ろ向きに座らされ、とくに瀋陽から先の高速線でポイント通過の際に、先頭車であるせいもあるんでしょうが 浮わつくような揺れがあり、何とも不安で疲れました。どうして1等を端に組んだんでしょう。展望があるワケでもないし、onlyリスキー。徳国ICEを思い出す。
車番はZY500100でした。
席番表はコチラ↓、海子网にありました。
http://bbs.hasea.com/viewthread.php?tid=227778&extra=page%3D7 この電車、窓は座席2列毎ですが窓柱が太く、我が41番席の前にもあって、後向き車窓視界を妨げてました。
この1等車席で、「進向むき」で「向い合せでなく」かつ「目の前に窓柱がない」席をチェックした所、全窓側30席中6席のみ。しかもエンドの60番席は59番とともに売らない予備席らしく、乗務員が交代で使用していました。
それと日除けブラインドが席2列分に連続したタイプで、陽の差す側で眺望を楽しみたい人と日差しを遮りたい人が縦列となった場合、どちらかに不満が残りやすい設計でした。
一方2等は、見たところ座席はかなり窮屈そうな感じ。リクライニングするのでしょうか。どうもしなさそうな感じでした。
やはりしっかり満席でした。
となりのビュフェつき2等車は、ぼぼ全席向い合せの配置でした。背中合わせの空間は廃車か改造まで全くデッドスペース(荷物は置けるが)で、その分足が延ばせない設計です。
唯一、低いホーム(哈尓濱がそうだった)からでもラクに上れる「ゆるい階段設計のデッキ」は評価できました。
それと、空調温度は今回は問題なかったです。
車内でコーヒーの販売有。注文した所、昔読んだ南正時さんのTGV乗車記を思い出させられました。
「ネスキャフェ(2袋)にお湯をジャポー」で10元なのです。さ~すがフランス電車!
以降そのカップで自前のネスキャフェを飲みました(^^;。
フランスが嫌いなワケではありません。むしろ旅行したときの楽しい思い出が多いです。
フランスパンを肉屋に持ち込んで作ってもらうサンドイッチは実にウマかったし、フランス国鉄の1等クッシェ(簡易寝台)はとても清潔で快適でした。
TGVも概ね空いてて快適(ただし大昔の1985年)。
でも、このアルストーム君は…残念ながらイマイチですね。
瀋陽で途中唯一の1分停車。スモーカー(含我)が各ドアからそれぞれ10数人づつホームに、急いで短い一服。
哈尓濱站CRH専用待合室もトイレまで禁煙でした。中国で8時間以上完全禁煙は如何にも…。分煙コーナー設置が最も現実的かと思います。
ああ、まだ北京まで半分か、まだ2時間か…、と。疲れましたね。
哈尓濱-泰州ゆき特快なら買えたようでしたので、アレにすればよかった(泰州→上海はバス)、とか(-_-)。
哈尓濱で上海ゆきは没有で、それなら北京で寄り道しようと考えコレを買ったのですが、なんと北京の先も没有攻撃。
余裕で有とタカをくくっていた北京-上海Zすら買えず、なんとか買えたのが…そう、D31、それも2等。
ですので北京は泊まるだけ、寄り道ままならず。…夏の京門線、乗ってみたかった。このD26次も23時半の到着では、人と会うことすらできやしない。
混雑原因は夏休みを終えた学生の移動影響とか。
北京駅前のヤドは今回予約しておいて正解、飛込みではOUTの満員でした。
チェックイン済ませ再び北京站へ、あすのZがないのか再確認に行くも、屋外窓口2つのみに長蛇の列。しかもダフ屋の常習らしき割り込みも無法放置。
ほかに訊く所もなく、表示はTならあるのか?あいまい不明な料金表示が…。少し期待。
『只有站票(無座しかおまへんえ!)』のありがたいお言葉を頂戴するために、疲れた深夜の20分を空費しました。
ま、中国では、こんなのいつもの当たり前のことですね。…そう、首都北京ですら。