Borgenさん
ちょっとご報告が遅くなりましたが8月11日・12日に台湾中部集集(ジージー)線に行ってきました。目的は動態復活しました台湾のD51(デコイチ)ことDT668号機蒸気機関車です。
DT668号機蒸気機関車は、日本のD51と同設計で1941年に川崎車輛で製造されてD51-18号機蒸気機関車として一貫して台湾で使用され、1949年にDT668号機蒸気機関車に改番され1984年に廃車となって、近年は扇形庫が残る彰化機関区に静態保存されていました。
昨年2011年11月11日に動態復活後、初めて台湾鉄路管理局内湾線で正式運行されました。その後はさっぱり運行されませんでしたが、台湾のC12ことCK124号機蒸気機関車などの動態保存蒸気機関車がよく運行される、台湾中部の台湾鉄路管理局集集線(ニ水~車埕間)で夏休み期間運行されました。
これは台湾中部に位置する南投県政府が集集線と地域活性化のため、彰化機関区で動態保存されている蒸気機関車使ってイベント列車(南投県にある、宿泊施設に泊まると無料で乗れる。)を夏休み期間に毎年運行しています。
2012年は7月日~8月12日間の土日に「2012南投火車好多節」として、このDT668蒸気機関車は午前が濁水~水里間、午後が濁水~車埕間に運行され、椰子の木林やバナナ畑を走る勇壮な南国のデコイチの姿を見ることができました。
DT668蒸気機関車が牽引する客車も今は少なくなった藍色の旧型客車を使用して蒸気時代と変わらぬ情景が再現されました。
また、沿線には台湾の鉄道ファンが多くみられ撮影前には交流が行われ中には流暢な日本語を話す方も多く非常に友好的でした。
今後もC57と同設計の台湾のC57(シゴナナ)ことCT273蒸気機関車が復活したら、また台湾を訪問したいと思っております。こうなると台湾に病みつきになりそうです。
「2012南投火車好多節」の詳細な蒸気機関車運行計画は中国語ですが下記のリンクを御覧ください。
http://www.rs-event.com.tw/2012doodoo/pages/do_05_01.html 【写真説明】
(上)台湾鉄路管理局集集線龍泉~集集間 緑のトンネル
(下)台湾鉄路管理局集集線濁水駅構内 イベント列車乗車駅濁水駅