CRHに乗ってきた２

今日は朝から深圳出張だったので、タクシーで広州東まで乗り付けて、慌てて切符売り場までダッシュ。
まだ8時だから大丈夫だろうと思ったのもつかの間、のっけから深圳始発、広州折り返し運転で乗車予定のT841次（藍箭）は画面に大きく
晩点、還不開去
とふざけた表示がされてあったため、とりあえず列車が来るまで30分待った。ところが待てど暮らせど列車案内の表示が無い。待合室は既に人でいっぱい。
そしたらT791次（CRH）が先に発車するという案内が！！

サノバビッチ！マジ勘弁してくれ…orz。
と激高するも、遅刻は相手先に失礼なので、無座覚悟でCRHに乗る。
とはいえ、乗客は大勢いるから、確実に座れる望みは全く無い。

そうだ、餐車に行こう！

無座から確実に座れる方法はただひとつ。餐車に行き、弁当を注文し、終点までひたすら粘るｗ。
餐車は5号車で、真ん中のドアを境に、片側がビュッフェタイプ、片側が障害者用トイレと二等軟座の構成になっている。
ビュッフェ車に座りたければ、何か注文（珈琲1杯とか）した方が追い出されずにすむ。

幸い、まだ朝飯を食べておらずお腹もすいていたので、早速注文する。
出てきたのは快餐（20元：焼きそばとお粥）。予め準備してあったものだ。
なんか、T97/8次（北京西－広州東・九龍）とメニューがほとんど変わらないんですがという贅沢は置いて、テーブルにパソコンを立ち上げ、たまっている仕事をこなしながら、チビチビご飯を食べる。
車両の造りは、はっきり言ってCA25Ｔと大差ないが、ウエイターが毎回お茶を注ぎに来るサービスが好ポイント。

窓を眺めると、おそらく本来私が乗るT841次であろう藍箭が広州から来たと思ったら、そのまま先に停車して発車しやがった！！かなり悔しい思いをしましたが、まあいでしょう。
列車は遅れているものの、出発してからは毎度おなじみの途中減速～しばらく停車という現象は起こらず、いたって快適。
それもそのはず、春運期間中は線路工事は中止されているというニュースが今日入った。しかしなぜ今朝の藍箭は到着が遅れたのか？この辺が中国鉄路事情不可解な現象である。

石龍停車まえ、広深鉄路客運段車隊のオバハン副長と、まだ新米っぽいどう見ても20代半ばのにいちゃん列車長が、私の真向かいにどかっと腰を降ろし、テーブルの上になにやら資料を広げ始めた。チラッと覗くと、CRH運行手引書みたいで、「私にコピーさせてください」と言いそうになった。そのあと、オバハン副長が新米列車長に対して、業務内容や勤務についてのあれこれを説明していた。
ただ新米とはいえ、列車長なので、車内で何かトラブルが起こったら、従業員はいちいち列車長のところまで報告に来る。
私が聞き取れた報告の中では、トイレに関する報告ばかりで、人が立てこもって出てこないや詰まりますたなど、この車両は欠陥品かよ？と疑いたくなる。前門の副長、後門のトイレと列車長の顔がだんだんテンパッて来ているのが分かるｗ。
新米列車長もどう対応していいかよく分かっていないようで、副長があれこれ指示を出していた。

城際列車の列車長の年齢は20代前後と若干低めだが、なりたての列車長は今日初めて見た。
深圳についてほっとする列車長。すぐ乗客を見送に席を立つ。だいぶ緊張していたようだ。
なんか、この新米の列車長にエールを送ってあげればよかったかなｗ。こんな面白ウオッチは滅多に見れないだろう。

ちなみに８時に広州東に着いて、10時半過ぎに深圳着ですた。当然遅刻。ホームでCRHを撮り鉄していた自分も悪いですがｗ。

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