わいわいフォーラム「鉄盟団」
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投稿者 スレッド: 石家庄紀行-災い転じて福となす  (参照数 2210 回)
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はいらーある
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« 投稿日: 2月 04, 2007, 09:22:48 午後 »

土日を利用して、河北省の省都、石家庄に行ってきました。
なぜ中国に数ある省都の中でも屈指の地味地味マイナー省都である石家庄なんぞに行ったかといえば、ひとえにCRH2が3日から北京→武漢に投入されるって聞いていたから。ただし武漢まで12時間乗車は軟座といえどきついので、北京から3時間程度のほどよい乗車時間で済む石家庄まで行こうと決めたわけです。石家庄であれば北京まで何本も城際特快が走っているので戻るのも簡単です。
ところが、乗車の数日前に北京-武漢にCRHを投入するのは4月18日のダイヤ改正まで取りやめになりました、というニュースが。もう切符も買っちゃったのにどうするんだよ 泣きってことでのっけからモチベーションが下がりっぱなしでした。

それが原因だったのでしょう。
T79の火車切符忘れますた。地下鉄の建国門で気づきますた・・・ 泣き
妻と子供は先に列車の出る西站に行かせて、私はあわててタクシーで家に向かいます。

建国門から家までのタクシー代金・・・23元
なぜか家でいくら探しても切符が見つからず再び家を出て
家から西站までのタクシー代金・・・57元
なくした切符の総額・・・160元

妻の怒り・・・priceless

お金で買えない価値がある!(もうヤケクソ)

T79次は当然買えるわけもなく、窓口で一番早く石家庄に行く切符を購入したところ買えたのがこれ。
桂林行きK21次 9:00開 8車 無座
待合室の上にあるケンタッキーでその結果を聞きキレる妻。

無座でした・・・ 泣き

ただラッキーなことに8号車は餐車の隣でした。
乗車後、無座客で溢れる車内をかきわけかきわけ餐車との国境地帯へ。発車後にすぐに餐車に逃げ込もうという作戦です。

だがしかし、発車後もなかなか餐車への扉があきません。
通りがかった列車員の話では、それまで乗務員が使うから11:00まで開かないよ、とのこと。
さらにキレる妻。
しかしそこで列車長から「臥舗いらない?」という神のコトバが。もちろんソッコーで「いります」と答えました。

無座であふれる硬座とは対照的に硬臥は上舗では空寝台もチラホラ。私たちが案内された加1車の車内はほとんどガラガラでまさに天国と地獄。中舗も上舗もない下舗の家族ワンボックス利用はむしろ軟臥より快適です。車内でウノなどを楽しむ穏やかな時がながれ、ようやく妻の機嫌も直りました。よかったよかった ほほえみ

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« 返信 #1 投稿日: 2月 04, 2007, 09:51:38 午後 »

さて石家庄につきましたよと。

ここで隣のホームに見慣れない客車がとまってて、思わずときめいてしまいました。
はじめはRW22かと思ったのですが、違った。
RZ22でした。(これで興奮する人はほとんどいないんだろうな・・・)
しかも原型窓、非空調。
実際運用されているところを見たことがありません。ていうか、現役車がいるなんて思っていませんでした。
RZ22が連結されているのは4408次。峰峰というわけのわからない田舎から北京西に行く慢車です。
帰りは石家庄最終の城際特快で戻るつもりでしたが予定変更。
RZ22はRW22と同じシートピッチなので、片側8ボックス、1ボックス4名×16ボックスで定員わずか64名しかありません。
昨今の25系軟座車は車体長が22系より長いとはいえ定員80名とちょっとシートピッチが狭く快適度ではRZ22に劣ります。
つまりRZ22は軟座が本当に一部の特権階級にしか使えなかった時代のスペシャル車輌なのです。昨今の成金軟座車とはわけが違います。
あえて言おう。
はっきりいって、RZ22に乗れるならCRH2なんてもうどうでもいいです
(あくまでも私の私見ですよ・・・ ニヤリ
石家庄駅前の河北飯店というショボホテル(ツイン158元)に宿を取ると、ホテル隣接の集票処で早速切符を購入。
軟座普快で35元でした。新空調でも空調でもないただの軟座切符なんて見たことありません。これまた貴重。
ちなみに妻と子供は予定通り最終の城際特快(T514)で帰ることに。こちらは新空調硬座で40元。
非空調軟座より高いです。

切符を忘れずT79次で到着していれば、この軟座車の存在に気づくはずもなかったので、切符を忘れて正解でした。
が、妻に言うとぶっとばされそうな気がしたので心の中だけで言いました。


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« 最終編集: 2月 05, 2007, 01:45:22 午前 by はいらーある » IP記録
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« 返信 #2 投稿日: 2月 04, 2007, 10:11:50 午後 »

午後は普通に観光です。
石家庄は比較的新しい街で市内には見所は何もないのですが、郊外にはあちこちに立派なお寺関係の見所が点在しております。そんな中の一つ、正定に行ってきました。
正定は旧名常山。この名前でピンときたらあなたは相当な三国志通です。
そう、ここは三国志の劉備の部下の有名な将軍、趙雲の生まれ故郷なのでした。
なので街には趙雲廟があります。

正定の街には開元寺とか、臨済寺とか、なんとか寺とかA級のお寺とか古塔が山のようにある中で、趙雲廟は歴史も新しくはっきりいって一部三国志マニア以外にはどうでもいいB級観光地なのですが、かりそめにも三国志マニアを自認する私としては行っておかねばならないでしょう。
妻から他のお寺は明日まわるからいい、とありがたいお言葉をいただきましたので、お言葉に甘えて趙雲廟を目指します。

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« 返信 #3 投稿日: 2月 04, 2007, 10:12:33 午後 »

こんばんは〜。RZ22乗車、おめでとうございます!!
この客車、まだ北京乗り入れ列車でも現役でしたか……良かった良かった! (^o^
この峰峰〜北京間の普快、むかし保定駅で城際特快に乗ったとき、申し訳なさそうに副本線に停車して、道を譲っていたのを思い出します。トロい列車なので当然スカスカ。私も、すでに城際特快の軟座を買っていたものの、「こっちに気付いておけば良かった」と悔やんだものです。

RZ22といえば、今から11年前に乗った張家口行き慢車にはニスヌリバージョンが連結されており、極上のひとときを楽しみましたが(バカ母親がガキにションベンさせていたのを除く)、今も北京北発の張家口行きにはつながっているんだろうか……。


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« 返信 #4 投稿日: 2月 04, 2007, 10:58:19 午後 »

と、いうことで趙雲廟到着です。

門票はチャチな施設のくせに15元も取りやがる。
で、入場する前にババアがこっちこっちと手招きする。何かと思ったら、門の横に穴あき古銭を模したドラみたいなものがある。
で、穴の先に鐘があり、手前から硬貨を投げてうまく穴を抜けて鐘にあたると幸運がありますよ。ハイ、一回2元ですときたもんだ。そんなの無視すればいいのに、
妻が子供に3回もそのバカげたことをやらせていた。俺が4元の缶コーヒーファイヤを買うだけで怒るくせに一体何なのか 怒り
あと、趙雲のチャチなコンクリ像の前で勝手に説明をはじめ、お祈りをするときにつかうような金の紙を燃やして「ハイ10元」などふざけたことを抜かす罵華もいました。こんなところはマニアの日本人くらいしかこないので来たらむしれるだけむしりとってやろうという思想のようです。こうして趙雲に憧れてこの地にきた純粋ないたいけな日本人が反中思想を身に着けて帰国する仕組みになっているのでしょう ニヤリ
とはいえ裏手に練兵場といういかした名前のついたアーチェリー場があり、そこで弩と名付けられたボウガンがあったので、私も10発10元で思わず楽しんだり、お土産モノ屋で三国志トランプとか趙雲マグカップなどを買ってしまいました。結局なんのかんのいって日本人はお金を落としてしまいます ニヤリ

さて、ここにある建物の一つに四義殿というところがあります。北京郊外のタク州というところに、劉備、関羽、張飛の三兄弟を祀った三義堂というところがあるのですが、ここは趙雲を外すわけにはいかないのでしょう。一人ふえて四義殿となっているのが面白いです。また、劉備のわきに立つのはしっかり趙雲。ここでは関羽、張飛はワキ役なのでした。

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« 最終編集: 2月 05, 2007, 12:23:42 午前 by はいらーある » IP記録
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« 返信 #5 投稿日: 2月 04, 2007, 11:21:53 午後 »

翌日は鉄軌星斗さんのサイトに石家庄と太原を結ぶ石太線でしか運用されていないロシア製の8Gという貨物用機関車があると紹介されていたので、早速それを見に行くことにしました。
問題は場所です。
石太線は西側から石家庄に入ってくるのですが、途中で二股に分かれてかたっぽの線は石家庄駅の北側で、もうかたっぽの線は、南側で京広線に接続しています。どっちの線で8Gが運用されているのか分からなかったので、分岐の手前まで行けばなんとかなるべ、ということで息子と二人で西の郊外の南新城という貨物駅にタクシーで行ってみました。

到着してタクシーの運転手に料金を払っているそばから8Gが貨車を牽引して目の前を通り過ぎていきます。
「をを!」
興奮しながら線路端へ。
と、目の前を今度は8Gの単機回送が通り過ぎて。早速一枚ゲット。
ところがそのあとは、待てどくらせど韶山4とか東風4ばかり。貨物自体は、バカスカ通るのですが、どうやら主力は韶山4のようで、8Gは補助的にしか使われていないようですね。
結局1時間ほどの撮り鉄の中で、ようやく一枚逆光ながらも貨物牽引の8G写真が撮れたので、時間も尽きたこととて切り上げることにします。
帰りはバス利用。実は駅からこの貨物駅のすぐそばまで114路のバスが出ています。114路バスの終点からさらに進行方向にまっすぐ5分ほど歩くと線路にぶつかります。そのすぐ左手が貨物駅です。駅からだいたい50分くらいです。

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« 返信 #6 投稿日: 2月 05, 2007, 12:01:24 午前 »

お楽しみのRZ22乗車タイムがやってまいりました。
4408次は案の定15分ほど晩点しており、駅の待合室でおあづけを食らった犬のようにハァハァしながら改札がはじまるのを待ちます。
はい。列車到了。
喜び勇んでホームに出ると、オレンジの東風4に引かれた緑皮車がホームに滑り込んできたところでした。
お目当ての軟座車は、5号車。

んんー、ここかな?
あれあれ。軟座車の客車にリブがないぞ・・・ ショック
おまけにRZ25Bとか書いてあるんですけど・・・ 怒り
違ったようだ

RZ25Bなら自家発電空調車だから切符に空調軟座と書いてあるべきなのに・・・。
と、いうことで今日の列車についてたのはRZ25Bです。
おっとっとさん、私はRZ22に乗れておりません。羨ましいです 泣き

とはいえRZ25Bだって貴重なことには変わりないし乗るのははじめてです。
RZ22の血を引いている車輌だけに同じ軟座でも神州などよりはよほど立派です。窓の造花の一輪挿しも素敵。
乗車時に切符の代わりに渡された換票証も、最近のプラスチック製のものではなく金属製のレトロチックなものでいやがうえにも気分は盛り上がります。だいたい軟座で換票すること自体はじめての経験です。
城際特快なら3時間足らずで行ってしまう石家庄-北京西間を4時間以上かけて走るだけに利用者は少なく軟座車はガラガラ。一ボックスを一人で占領して悠々の汽車旅となりました。鉄道好きなら1時間余計に乗り鉄を楽しめて、なおかつ快適な車内ライフが楽しめるこちらの列車が断然お勧めです。

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« 返信 #7 投稿日: 2月 05, 2007, 12:17:09 午前 »

さて、軟座車の腰を落ち着けたあとは優雅にお食事といきましょう。

城際特快と違ってこっちには餐車がついております。こんな普客列車にまで餐車がついているのは日本では考えられません。
CA23だったので余り期待していませんでしたが、なんとリニューアルされて車内はCA23とは思えないほど綺麗になっていました。22系客車をリニューアルする話は聞いていましたし、実際リニューアル硬座に乗ったこともありますが、餐車までリニューアルされているとは思いませんでした。

メニューの中からご飯とそれに好物の卵とキクラゲと豚肉炒め、ニンニクの芽と豚肉炒めのおかず2品を注文。
おいしかったです ほほえみ
値段もしめて24元と食堂車ということを考えれば激安。

乾いた大地を眺めつつ、料理を口に運べば4時間の乗車時間なんてあっという間。終点手前のタク州で、わずかにいた軟座客もほとんどの乗客が下車し、北京西到着時点で車内にはわずか3人。ほとんど貸切状態で、黄昏時の北京に到着しました。
いやー、漫車ってほんとにいいものですね

ということで今回の石家庄紀行、終了です。

※追伸
おっとっとさん
張家口行き列車は今でも軟座付きですが残念ながら車輌は今はコイツに置き換わってしまいました。
ちょっと前に北京南駅で撮影したものです。

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« 返信 #8 投稿日: 2月 05, 2007, 08:52:25 午後 »

こんばんは〜。超見応えのある石家庄レポート、楽しく拝見しました!
RZ22に当たらなかったとは大変残念ですが……それでもRZ25Bはサイコーですね!
やはり高級な車両は平屋でナンボ。城際特快の混み合った軟座にはちっとも高級感を感じられない私としては、久し振りに「The 軟座」を見た重いです。 (^^
それに、食堂車の花といい……何やらこの列車、文明服務ではありませんか!
こんなにサービスが良くて、こんなにガラガラで、しかも安いとくれば……石家庄からの帰りには極めて利用価値の高い列車ですね!
下りは時間帯が余り使えないのが難点ですが……。

そして8G型機関車の丸窓やゴツいマスクが醸し出すソ連臭さにシビれました (^^;
いやはや、北京周辺は本当に発掘のし甲斐があるエリアですね〜。

ちなみに、勝手にあれこれサービスするふりをして、いきなり金をボッタクろうとする輩が余りにも多いことに辟易して、私は中国の観光地には出来るだけ近寄らないようにしております (-_-
« 最終編集: 2月 05, 2007, 08:54:25 午後 by おっとっと » IP記録

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