春節旅行記・芭石鉄道、沙湾ナロー

[はいらーある]

すでにホームは折り返し列車に乗ろうとするお客さんでいっぱい。
乗車客と下車客がごちゃごちゃに混ざり合い、先ほどバイクタクシーできたときの静けさが嘘のように賑わいます。
機関車は機回しもそこそこにすぐ折り返します。私たちもこの列車に乗って、草覇にとんぼ帰りです。


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[はいらーある]

13時ちょうど。再び老鉱に向かう列車を草覇で見送って沙湾ナローの訪問は終了です。このあと楽山に戻り妻と合流。そのまま成都へ向かい、今回の旅行自体終わりです。
向陽線には乗車できませんでしたし、春節中なのか貨物列車も動いていなかったのが残念でしたが一応列車には乗れましたしまあ満足のいく訪問になりました
電気機関車牽引路線ということから芭石のすぐそばにあるわりには注目を浴びることの少ない沙湾ナロー。ただ路線は短いながらも変化に富み、生活感どっぷりのディープな雰囲気は観光地化された芭石よりも圧倒的に上だと思います。
最後に、参考までに草覇のホームに隣接した商店の壁に貼られた時刻表を貼り付けておきますので、訪問の際の参考にしていただければと思います。
右側の時刻表は中巴となっていますが少なくとも13時発は列車で運行されていたので、両方とも列車の時刻である可能性が高いと思われます。

以上、とりとめもなく長くなってしまいましたが、芭石、沙湾の訪問レポートでした。


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[RRE]

怒濤のアップ、ご苦労様です。芭石も良いですが、この沙湾ナローはもっと素晴らしいですね。
片道20分、約3kmの距離というのも手頃だし、その変化に富んだ沿線風景が圧巻です。
何としてでも、一度は訪問したくなりました。

[はいらーある]

皆さま、ご感想ありがとうございます。

おっとっとさん
> 狭軌のＳＬ保存鉄道なんて、それこそ鉄道発祥の地・英国だけでもゴロゴロと……(笑)。
「世界上唯一正常運行的客運蒸汽窄軌小火車」
でした。つまり保存鉄道を抜かして、という意味だと思います。
しかし芭石鉄道のこの状態は保存鉄道以外の何者でもないと思いますが

チャーリーさん
現状では芭石は乗るものではなく撮るものなのでしょうね。
しかし芭石をささえる観光客のことを考えると客車には将来的に何らかのテコ入れはかならず入ってしまいそうな気がします。
あのスシずめ客車に1時間はなんぼなんでもつらいでしょうからね。
しかし、あの蒸気が空調完備の新型客車を牽引するなんて想像するだけで萎え萎えです。悩ましいですね。

RREさん
食堂車の四川料理はこちらです。ﾋﾟﾝﾎﾞｹで申し訳ございませんがご賞味ください。
沙湾ナローのほうは芭石より楽山から近いし列車本数もそれなりにあるので手軽に楽しめるところだと思います。
私もまた、貨物が動いている時期に行ってみたいです。向陽線は乗り残してしまいましたし。

MAKIKYUさん
芭石は空いていれば中国人料金でいいのでしょうけれど、あの有様だと自らすすんで外国人であることをアピールしたくなってしまいます。
沙湾ナローのほうは運賃は5角から1元に値上げされておりました。が切符自体は5角のままで5角の票を2枚渡される適当ぶりです。
増発編成ですが、例えば2月20日の朝の増発便はこのようになっていました。
機関車+10+7+3+6+9（唯一のボギー客車）+13
編成は適宜組み替えていて固定編成にはなっていないようです。

伊藤さん
> でも１５元もするなら記念キーホルダーぐらいは欲しい所ですがムリかな。
同感です。
あと駅の売店でも売っているのは普通の食べ物とか飲み物ばかり。もっと芭石グッズを作れば儲かるのにと思いました。
ちなみに外国人と分かると下記の本を売りにきました。オールカラーで40ページ、20元。なかなかいい本です。

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[ito]

＞ちなみに外国人と分かると下記の本を売りにきました。オールカラーで40ページ、20元。なかなかいい本です。

　この本いいですね、この本だけでも絶対に売れると思うんですが、出版社とかわかりますでしょうか？

[はいらーある]

伊藤様
どうやら芭石鉄道の経営母体である嘉陽集団が独自に作成している本のようですね。
編集、設計には「中国砿業大学建工学院建築系」とありますが、出版社名はないですし、本にも値段はついておりません。

[ito]

＞どうやら芭石鉄道の経営母体である嘉陽集団が独自に作成している本のようですね。

　鉄道出版社あたりが出てくると全国ネットで販売が期待できたんですが、　あらら残念、ありがとうございました。

[MAKIKYU]

はいらーある様こんばんは、沙湾のナローは老鉱線の方だけ乗車されたのですね。

こちらが昨年夏に訪問した際は両線とも乗車し、まずはそちらが撮影された13時発の老鉱線に往復乗車した後、今度は十数分程度の接続で向陽線にも乗車しました。

この沙湾のナローは路地裏の狭い所を走る区間などは生活感満点で、観光とは無縁のローカル鉄道本来のムードが魅力ですが、両線のどちらか一つを乗車となると短いながらも本数が多く、車窓も変化に富んだ老鉱線の方が良い気がしますので、限られた時間での訪問としては大正解ですね。

ちなみに向陽線は老鉱線との分岐点付近付近は結構カーブなども多いですが、終点近くでは割合平坦な農村の中をまっすぐ走りますので老鉱線に比べると平凡な印象(それでもこのナロー字体が強烈過ぎますが…)が強く、路線よりも車両の乗り心地を楽しむ事に比重を置いた方が良い感じの路線です。

写真は向陽線列車乗車中に車内から撮影したシーンと、終点站(到着列車の旅客ホーム右手にはホーム手前から分岐して貨物站?があり、多数の貨車と機関車1両がいました)で機回しを行っている際のものです。

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[MAKIKYU]

先ほどの投稿では2枚の画像を投稿と記しているにも関わらず、画像が一枚しかアップされていませんので、向陽線ナロー列車乗車中のシーンを追加しておきます。

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[はいらーある]

MAKIKYU さん

乗車したのは老鉱線だけです。時間の都合で向陽線は泣く泣く涙を飲んで撤退です。
でも両線を見比べたMAKIKYUさんの感想を読むと、車窓風景は老鉱線のほうがインパクトがあるということですね。
特に意識して老鉱線を選んだわけではないので運が良かったと思います。
ただこうして写真を見せられると向陽線にも乗りたくなっちゃいますね。くやちい
訪問にあたってはMAKIKYUさんのブログも参考にさせていただきました。有難うございます

[寝台軟]

●芭石鉄路
　ほよ～(O.O;) 芭石の春節は大繁盛ですね。辛苦了さまでした。
　ご一行が『工作車』に辿り着けた所では、ほっとしましたよ。

　ひとまずは、鉄路文化が認知されていることは喜ばざるえません。
　蒸機→汚い→恥だ・・こういう間違いが常識化してる所と較べれば天国ですよ。

　臨客「続行運転」は撮影の向きには非常耳寄り情報ですね！、これは初耳です。
　これまで少ないタマをどう攻めるか、非常にアタマの痛い問題でしたが、この状況＋バイクチャーター（危険つき）で撮りに専念すれば…あ、ヨダレが-(o^v^o)b。
　しかし、もう菜の花ですか。コレに間に合うよう撮影ガイドをカキコもうと思ってたんですがm(__)m。

　チャーリーさんの心配してる「新車導入」ですが、ここの経営者は現状の維持が大事との認識があると何かで読みました。
　が、こんなに混んで臨客まで出すなら、１編成だけ一端に編成美を損なわないようなボギー展望車を増結して、30-50元くらいで発売してもいいのかも、とも思います。
　どんなもんでしょうかね

　ito様の仰る＞１５元もするなら記念キーホルダーぐらい…
　キーホルダーでなくても、せめて何らか駅名の書いた切符だけでも欲しいですね。
　現状は１～３元？の薄紙のタバでしたから(;_;)。

●沙湾
　たしか「沫江」の名で存在は聞いておりましたが、アクセス等がわからず未訪問でした。
　運転時刻含め、要を押えたレポートありがとうございます。・・・これで見えました。おいしそうですね。
　次回はもう必ず芭石とセットですよd(^^)!

●余談
　楽山市内の地図に怪しい線路が描かれてるのに気付かれた方も多いと思います。
　この南端部を、昨年夏チャーリーさんと訪ねてみましたが廃線跡でした【画像】。

【画像】芭溝站にて0608／水牛に阻まれて引き返した楽山市内の廃線跡。

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[Ｂｏｒｇｅｎ]

はいらーあるさん、今日は。管理人です。

すごい！力作を楽しませていただきました。
思えば、17日成都行き切符の手に入るバレンターンデーの日、予定にしていた「重慶からの戻りの切符が取れなかった、かといって飛行機は高すぎるから嫌だ」とがっくりした声を電話越しで聞いて、叱咤激励（あくまで叱咤激励です、強制ではありません；汗；）やら説得やらで、行ってもらった甲斐がありました 。

T7次は教えたとおり、Z列車に負けないサービス精神が溢れている列車なようですね。この列車確か毎年紅旗列車の賞を貰っているだけの事はあります。私のこの列車に対する評価は5本の指に入っています。
T7次の套餐は15元でしたか、チベット行きは20元でした…。
あの皿にご飯と数種類のおかずをぶっ掛けて豪快に食べるのが、成都鉄路局成都客運段の列車に乗車した時の楽しみの一つでしたｗ。K117/8次もT22/4次も同じです。皿は後で服務員が回収しに来ます。この列車は結構気が利いていて、北京に住んでいるなら乗車したい列車のひとつです。
今年のダイヤ改正で、広州⇔成都間が懐化～重慶間を10時間以上短縮するそうで、だったら夏にでも同じ管轄の列車として乗りに行ってもいいですね。

携帯のメールを見て、芭石の到着がやけに遅いなぁと思っていたら、ホテルでくつろいでいたのですね。今回私はマキさんのホテルは泊まっていませんが、春節の大晦日にはビールやおつまみなどが振舞われていました。

芭石で人が多いよ！とメールを見たときは半信半疑だったのですが、写真を見て納得。05年5月に行った時よりも混雑していたようで、一応保護経営は成功しているように思えます。それにしても芭石の従業員がものすごいフレンドリーなのには驚きました。頭の固いノーマルな大都市の駅職員も見習って欲しいものです。
ただし私は臨時便の存在を今回まで知らず、このようなレポートがあると非常に助かるというものです。
やはり見てしまうと行きたくなってきますね。ただしやはりおすすめな時期は菜の花が咲く春節のころでしょうね。

沙湾の存在は今回初めて知りました。今後足を伸ばしたい場所になりました。

しかしながら…
>デカイだけがとりえのセンスのかけらもない醜悪な機動戦士を見るよりも
いや、そのりくつはおかしいw

楽山大仏も混んでなければいいところです、門票70元は高すぎますが（＞＜）

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[はいらーある]

寝台軟さん
> 臨客「続行運転」は撮影の向きには非常耳寄り情報ですね！、これは初耳です。
通常四往復ですが、私が訪問したときには少なくとも初列車から三番列車まで増便されていました。
一日七往復運転です。すると沿線に泊りこんで撮影に専念すれば日の出ている時間に十本程度は撮影できることになりますね。撮鉄派は乗り鉄派とは逆に春節・五一・十一などの多客時に行くのがお勧めですね。
　
> しかし、もう菜の花ですか。コレに間に合うよう撮影ガイドをカキコもうと思ってたんですがm(__)m。
今年は暖冬だったので特別早かったのかもしれませんね。
通常はいつ頃がシーズンなのか聞いてくれば良かったです。
でも寝台軟さんの撮影ガイドは今後のためにも必要ではないでしょうか。蒸気スレにぜひ！

> 沙湾
正式名称は沫江煤電だったかな。
私が行ったときには春節だったせいか貨物は全く動いていませんでした。途中の炭鉱も人気がありませんでしたし。五一や十一はどうなんでしょうね。芭石の撮り鉄シーズン（オンシーズン）と沙湾の撮り鉄シーズン（オフシ－ズン）が両立しないのが悩ましいです。

> 楽山市内の地図に怪しい線路が描かれてるのに気付かれた方も多いと思います。
CNRと接続していない怪しげな線路、私も気になっていました。が廃線跡ですか。残念です。
ここも恐らくは窄軌線だったんでしょうね。

borgen隊長
戻り列車の切符が手に入らなかったときは弱気になりましたが、やはり行って良かったです。叱咤激励ありがとうございます。できれば成都で時間を併せてマーボー豆腐＆川劇鑑賞オフをやりたかったですが、それはまた次の機会にしましょう
Ｔ７はさすがにborgenさんのお勧め列車だけあって、サービスは良かったです。紅旗列車という牌子、確かに車内に掲げてありました。borgenさんのお勧め他の４本の列車も知りたいところです。このあたりの話は別スレでぜひ！

観華はくつろげて、ついつい長居してしまいます。朝、早めに出なければならないときはここに泊るの避けたほうがいいかもしれません
私はママさんにはお会いしていませんが、あの宿の雰囲気、昔のバックパッカー時代を思い出して懐かしかったです。

楽山大仏は、日本の初詣みたいに春節一番で参拝しに行く習慣が現地の人の間にあるようです。なのでとりわけ混んでいたんだという話を、３時間かけて並んで見に行った会社の同僚から聞きましたよ。

[MAKIKYU]

沙湾のナロー(沫江煤電)は随分話題になっていますが、貨物列車に関しても少々話が出ていますので、こちらが訪問した際に走ってきた列車の写真を貼っておきます。
この貨物列車は鉄道関係者と思われる人物が複数乗車していましたが、この鉄道の旅客列車は客車も全車無座で居住性も凄まじいですので、雨天時でなければこれで旅客輸送をやっても良いかもと思ってしまいます。(乗り降りが少々厄介ですが…)

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[はいらーある]

あ。貨物列車。いいですねえ。
私が行った特は貨物は全て運休しているようでしたが、春節だから運休なのか、土日祝が休みなのかは分かりませんでした。
それにしても、この電機機関車の落書きめいた塗装、いつ見てもベルリンの壁を思い出してしまいます