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投稿者 スレッド: 東北遠征始末記  (参照数 681 回)
Borgen
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« 投稿日: 5月 08, 2007, 11:55:19 午後 »

皆さん今晩は。管理人です。
報告が遅れましたが、無事東北から戻ってきました。
今回のないようですが、天津CRH2往復以外では、東北で蒸気鉄火丼鉄尽くしツアーを行ないました。
多分私ひとりでは出来なかったこのツアーですが、h副総裁の手配もあり、無事トラブルもなく?戻りました。
子の場をお借りして御礼申し上げます。 ほほえみ

ツアーのスケジュール。
4月30日夜:Z15次で北京~ハルピン
5月1日:ハルピン~ジャムス~鶴崗までバス乗り継ぎ移動
5月2日:鶴崗炭鉱鉄道の蒸気客レに乗る、ジャムスに移動
5月3日:ジャムスから双鴨山を往復。双鴨山の鉱山鉄道に乗る
5月4日:ジャムスから林口に硬座で移動。途中、硬臥に補票。林口から鶏西までバス移動

5月5日:鶏西で盛んに走っている蒸気を堪能。夜は鶏西~チチハルの「軟席快慢臥」でハルピン途中下車(深夜2時)

5月6日:ハルピン~北京をD26次動車組1等で移動。8時間で1248キロを移動できるが、もう昼間の8時間は乗りたくない。夜23:38に北京到着。ホテルで一気に体調を崩す。

5月7日:死にそうになりながら、何とか広州まで戻る。広州の気温は最高33度。嫌な時期が来たという感じだ。
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« 返信 #1 投稿日: 5月 08, 2007, 11:58:01 午後 »

4月30日:今日はいよいよ東北へ向かう日。逝くメンバーは私とh副総裁と副総裁妻とご子息であるリク蔵(仮名)と東四十条さん。乗車する列車はハルピン逝きZ15次の軟臥。
列車に乗車する当初、要らない荷物を置きにh副総裁の家に行くが、ここでは書けない惨事が待ち構えていたw。夜7時過ぎにタクシーを捕まえて、北京駅に直行。
北京駅のケンタッキーで東四十条さんと待ち合わせ。5人で漆黒の世界からサーチライトで天国のように照らされた北京駅の駅舎に入る。Z列車の候車室は第1のようだが、既に改札は始まっていた。我々の乗る車両は18両目。まさにドン尻だ。
本来は“高級軟臥に乗らずしてZ列車を語るなかれ”とRW19T希望だったが、副総裁により「不行」と却下され、理由が「4人同じ部屋の方が都合がいいから」ときた。だったら、ご子息を子供料金で乗せタダ乗車させるなゴルゥア! と言いたかったが、今回はおとなしく引き下がる。

まあともあれ、列車の先頭でSS9Gを写してなぜか連結されている上海鉄路局のXL25Tも撮影してから列車に乗り込む。発車後早速食堂車に行くが、以前見たカラー写真のメニューは既に消えており、10種類以下のメニューに成り下がっていた。
まあ、この列車もダイヤ改正で時間が短縮され、食堂車を使う乗客が減ったことを考えれば仕方がないことか。
逆に考えるんだ、雰囲気を楽しめると思えば気楽なものさと自分にいい聞かせ、かなりのメニューを注文した。

食後、部屋に戻ると蒸し暑い。クーラーが止まっているようだ。乗務員を探し、理由を問いただしたら、「他の乗客が寒がるから切った」と抜かすので「こっちは暑くて眠れないんだよ!!」と半ば切れかかり、2時間までという条件でエアコンが効く様になった。副総裁は上段ベッド横になった途端、のび太のごとく0.9秒で熟睡に入った。これはこれで羨ましい。そして、翌朝6時半早朝にハルピン駅に着いた。ハルピン車両段で見たなんちゃって動車組のサボをつけた25Gの列車があったことは、東北方面のCRH5失敗の雲行きを暗示しているかのようだった。
« 最終編集: 5月 09, 2007, 12:06:07 午前 by Borgen » IP記録

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« 返信 #2 投稿日: 5月 09, 2007, 12:31:19 午前 »

さて、ハルピンに着き、優雅に広東料理屋で朝食を摂った後は、h副総裁の妻子は黒河へ、我々はジャムス(佳木斯)経由鶴崗を皮切りに、蒸気兼炭鉱鉄道めぐりを行なうことになった。

まずはハルピン駅前にある南崗客運站にある高速バス乗り場に直行。
ここではダフティー共が呪文のように「ジャムスジャムスジャムス」と唱えていた。しかし切符を購入したがるものはあらわれなかった。ハルピンからジャムスまではバスが20分に1本は出ていそうだが、そこはゴミのように人が群がる五一。午前中のバスはほぼ売り切れ。11時台からというちっとも嬉しくない発車時間だ。しかも料金が150元!! と臨時バスで料金が跳ね上がり、列車の2倍強はいっている価格だった。本来、未乗車区間ということもあり、ぜひともジャムスまでは北亜列車で行きたかったのだが、前出のとおり、バス切符高騰のせいで切符が買えない可能性が高かった。

その後は広東料理で優雅に朝食。
飯を食ったらそのままバスに乗り、4時間近くかけてジャムスに行く。
そしてジャムスから16時台鶴崗行きのバスに乗り換え、夕方17時過ぎに鶴岡に到着。
鶴崗の第一印象は、ジャムスよりも活気があること。時代は石炭なのかどうか知らないけれど、林業で食っていっているジャムスよりは儲かっていそうな雰囲気だ。

ホテルは龍運賓館という4つ星ホテル。聞きなれない土地で4つ星があるのはある意味奇跡だ。

ホテルに荷物を置いたとは、視察と称して、夕暮れのなかを陸橋を越え鶴崗炭鉱鉄道の敷地内へ。
いきなり目の前に停まっているのが今日の仕事を終え給水塔で待機する3両の上游。

いきなり着たこれーという状態で激写しまくり。
そのまま、炭鉱鉄道の集配駅(ジーベイ)行く途中、客車を牽引する上游の姿が遠くに消えつつあるのを見て、あと到着が5分早ければとちょっぴり悔やんだ。

しかしながら、ジーベイは地域限定YZ31が置かれていて、感度がブレる夕闇のなか男3人は喜んで客車をとりまくった。
そして、晩御飯は第1回フードバトルが開催されたw。
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« 返信 #3 投稿日: 5月 09, 2007, 07:55:18 午前 »

今回の旅行ではパソコンを置いてきていたため、部屋に戻っても寝るだけだった。だから目覚めは普段よりも早い。
朝トイレに起きたら4時なのにもう空は真っ青。それは幾らなんでも早すぎというくらい日の出の夏の東北だった。
天気は快晴で撮影にはもってこいだ。

朝6時にホテルを出て、昨日の集配駅に行く。
朝早くから蒸気がガンガン動いていた。最近少なくなった光景だけにちょっぴりうれしくなった。

まずは6:40発の21列車、興山行きの鉱山鉄道に乗る。その前にお約束の列車撮影。YZ31が連結されている。
牽引機は蒸気ではなく、クロコダイルと呼ばれる凸型電気機関車。これはこれで味があってよい。
切符は基本的に車内で車掌から直接買う。
6時40分に集配駅を出発した炭鉱鉄道はゴトゴト音を立てながら自転車で追いつきそうなゆっくりとしたスピードでのんびり走る。途中露天鉱が見えるが、ここにも1台蒸気が停まっていた。
約30分後に興山駅に到着。そのまま折り返しで集配駅に戻る。
朝ご飯は食べていないが、h副総裁の
”飯を食うなら煙り吸え!!”
の厳しいご指導の下、煙だけで我慢せざるを得なかったw。
« 最終編集: 5月 09, 2007, 07:57:18 午前 by Borgen » IP記録

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« 返信 #4 投稿日: 5月 09, 2007, 08:28:12 午前 »

集配に戻り、再びホームで撮り鉄を開始する男3人。
ガシュガシュ動き回るSYや凸型電気のおかげで飽きない。
そして、陸橋の奥のほうから”ビヨーッ”っとけたたましい音と共にSY客レが来た。こちらの方は峻立行きの炭鉱鉄道だ。

SYは全て北向き。だから集配に来る時は正面。それ以外はケツバックとなる。

列車は8:15に集配を発車。今度は南方面に向かう。
鶴崗炭鉱鉄道は集配を中心に数本の路線が枝分かれており、そのうち客レは1日1本含めて3箇所。
6月~8月の期間限定運行である”游”集配―山庄も入れれば4本となる。

しばらく国鉄線と併走するが、大陸で跨線橋を通過。蒸気がアクセクしながら登っているのが嫌でも分かる。
途中旧満鉄らしき廃車車両を発見。

”私は満鉄廃車体が大好きでね、くだらないというか、病み付きってやつでして、いつも本を読んでは満鉄客車の思いをはせます。ところであなた、満鉄客車は好きですか?”
とh副総長が食指を動かしたため、帰りは途中の興安で下車。この際発車の際に撮った蒸気は写りがよかった。
線路伝いに歩き、満鉄客車へ。
この客車はどうやら荷物車からきている。なかに炭鉱関連の従業員が住んでいたが、快くなかを案内させてもらった。

そして歩いて国道まで出て、路線バスに乗り鶴崗市内まで戻った。
ちなみに鶴崗炭鉱鉄道だが、蒸気の運行は残念ながら今年いっぱいという情報も聞いた。
だから今年の夏と国慶節がラストチャンスかもしれない。
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« 返信 #5 投稿日: 5月 09, 2007, 09:24:04 午前 »

お昼は市内で麺を食べた後、ホテルに一時荷物を預ける。タクシーに乗って大陸駅の跨線橋と国鉄が併走しているカーブ区間に到達。
この辺は埃っぽく、トラックが通過すると、土埃が舞い上がるほど環境によくない場所だ。

丁度線路が土手上にあるから見晴らしは最高。しかもカーブ区間だからうまくいけば長編成も撮れる場所だ。

迎え撃つのは集配発峻立行きのSY客レ。この時間は残念ながら曇っており、また順光がケツバック。正面が逆光という非常に惜しい場所だった。
13:51に大陸駅を発車するからまだ時間は余裕があると思っていたら、SYがショベルカーを載せた貨物で突如ケツバックで現れる。さすがにこれはびっくり。慌ててシャッターを切る。
そして行ったと思ったら、5分後今度は単機で集配駅の方に戻っていった。

そしていよいよSY客レが登場。
邪魔のない景色は雲ってさえいなければ最高だった。

無事撮影を終えたら今度は反対方向から凸型電気が貨物を牽引。
単線なのに忙しい路線だ。ちなみにこの辺は無人踏切で遮断機は当然ない。
だから列車は踏み切り近くになると速度を落とし、思いっきり汽笛を鳴らす。
しょぼい音ではなく、”どけ ゴルゥア!!”と気合が入っている音だから蒸気ファンにはたまらないだろう。
そしてバスに乗り市内に戻り、荷物を受取る。

鶴崗から6296次ジャムス行きの普慢に乗り、夕方ジャムスに到着。
ジャムスのホテルはジャムス賓館(4星)で、まだ旧ソ連と仲が良かった1955年に建てられ、05年に改装されたモロコッテコテコテソ連風建築物。
なかは至って無駄に豪華。だから1泊も270元と決して安くはなかった。しかし部屋にはネット接続が出来るようになっていた。

夜はジャムスで有名な火鍋の店に行き、第2回フードバトルが行なわれた。
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« 返信 #6 投稿日: 5月 16, 2007, 10:15:43 午前 »

5月3日は朝早くから列車に乗って、双鴨山に行って来た。
行きのN87次は東北田舎では珍しい25Gカラーだったが、これおそらくK339/40次の北京~佳木斯の間合い運転の客車だと思う。理由?ダイヤ的にみると運用時間が合っているから。ただそれだけ。
1時間半ほど乗り、双鴨山に到着。ここも炭鉱鉄道が出ている。噂だとDF2という超レトロチックな機関車が客レを牽引とのこと。
ちなみに炭鉱鉄道は双鴨山駅ではなく、そこから南に歩いて徒歩15分くらいの中心站という場所から発車している。
メーターなしタクシーで5元か。線路は国鉄線と繋がっている。

さて、中心站に着いたら、既に人が群がっている。案の定、機関車が緑客車を牽引してきた。機関車はDF1ではなく、2006年製のDF10C型というDF10の派生系であり、つい最近、導入されたんだと思われた。DF2はコイツに駆逐されたのかもしれない。
ホームに入り撮ろうと思ったが、乗客はあっという間に外に出てしまい、列車は撮れず。列車も機関車推進で客車段に入ってしまった。60年代共産党のようながらんどうとした駅舎に入り時刻表をさがす。この駅の時刻表は無駄にハイテク化されていて、こともあろうに電光掲示板!!しかもチカチカ表示が変わるから時刻表がはっきり確認できネェよ!! なぜこういった先進文明の産物を間違った使い方でしかできないのか?印刷物の紙1枚貼ればいいことじゃん!!非効率的な使用しか出来ないのは結局、先進国民度と未開国民度の差であろう。

役に立たない電光掲示板を一生懸命目を凝らし見つめ、なんとなく時刻表が分かりかけた。現地時間10時過ぎの段階で、乗れる炭鉱鉄道は12時台の福山行き。もうひとつの双興行きは時間の都合上乗れなかった。
h副総裁が撮り鉄できるとこないかなと、近くに陸橋があったのが見えたので、3人で駅そばの陸橋を登る。
すると、またDF10Cに牽引された炭鉱列車がやってきた。1両2両3両4両……と編成を目で数えるが、まだ続く!
結局トータル11両も連結し、しかも乗客が出るわ出るわ。これって、無座もあるんですか?と不安が一瞬頭の中をよぎった。

最後の方に怪しげな客車が連結されていたことをh副総裁に報告するが、

どうせ22系の出来損ないでしょ

と旧客車界を牛耳る覇王様の言葉とは全く別人かのような投げやり暴言だったww。
仕方がないから私がカメラのズームUPで撮影。どうやらYZ30のようだ。

報告をすると、客車の覇王様は慌てて反対側の階段を下りて、柵越しに撮りに逝ったのはいうまでもない(笑)。
« 最終編集: 5月 16, 2007, 01:42:29 午後 by Borgen » IP記録

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« 返信 #7 投稿日: 5月 16, 2007, 10:41:02 午前 »

まだ、発車まで時間があるので、どうせなら炭鉱鉄道の客運段に行こうぜ、というはなしになり、スタンド・バイミーよろしく、線路をテクテク歩いていく。はじめ線路が2方向に分かれていたので、左に行ったら、客運段は残念ながら右側だった。
途中、h副総裁が何かを発見。なんと旧満鉄客車を発見した。しかし旧満鉄客車は台車をはずされていた。

君の旧客車探知機能力だけは実に素晴らしい

とドラえもんばりの毒ネタを思い浮かんだが、言うのはやめた(つーかなら書くなよw)。
一応、企業の敷地内だから正面で交渉。何とか入れさせてもらうと試みる。があっさりOK。

なんとう鷹揚さというか、逆に日本人がわざわざ鉄の塊を見に来るのが相当珍しいと思ったに違いない。早速お礼の挨拶をして、車両段の中に行く。途中、DF10Cが単機で停車しており、写真を激パしていたら、顔を赤くしたおっちゃんが窓から首を出し、歓迎してくれたw。つーか昼間から飲むなよ。ともあれ、最近撮影にうるさい国鉄とは違い、地方炭鉱鉄道はじつにおおらかさが残っている。

客運段の中にでは結構掘り出し物があった。
旧満鉄客車(荷物タイプ)
双鴨山所属GW22
YZ30

あまり大きくない客運段でここまで掘り出し物があるのも珍しい。
そして、発車40分前になり、お礼を言って駅に向かおうとしたら、「せっかくだから回送に乗っていけや」と列車乗車を勧められ、そのまま列車ごと、ホームに入った。
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« 返信 #8 投稿日: 5月 16, 2007, 10:58:37 午前 »

さて、そのままホームに入った列車は12:50、福山に向けて出発。
乗ってくる乗客は当たり前だけど地元民。外国人は当然我々のみ。

この時間から旅行の疲れが出ているせいもあり、幸いYZ22の内部がガラガラだったので、3列硬座で横になったらそのまま爆睡。線路状態が悪く、走り始めにひどい揺れを感じたが、睡魔の方が勝った。
返事がない、タダの屍のようだ と悪口を聞いても、起きる気力すら起こらなかった。
目を開けたら、目の前に犬がいたのにはびっくりしたが、そこは鷹揚な炭鉱鉄道、ペット乗車も問題ないらしい。というか乗務員がアタマなでなでしている時点で大丈夫なのだろう。

そういえば途中で40分ほと待避線の中で停車しっぱなし。途中重連のDF10Cに追い抜かれたが、すぐ山から3重連の貨物が戻ってきた。どうやら機関車が壊れて、救援機が駆けつけたようだ。
その後も爆睡は続き、正直終点の福山に着いても途中の景色は覚えていないのが当然。福山は当然といえば当然だが、やはり田舎の駅のような感じがした。

本来、列車は40分ほど福山駅に停車するはずだが、遅れていることもありすぐに発車。帰りは元気が出て、ずーっと車窓から遠くの景色を眺める。夕方中心駅に到着。ジャムスまでの列車乗車までまだ時間があるから、最後の撮り鉄。と後ろからけたたましい汽笛と共に、ありえない70キロの猛スピードで貨物が粉塵を上げて爆走。すごく怖く埃っぽかった。

その後福山に戻る客レを撮影したあとは、途中のニセバイキングで食事を楽しみ、19:42発、4138次列車でジャムスに戻った。この列車はハルピン東行きで、切符購入の段階では無座だったが、ジャムス下車乗客は、ジャムスからの割り当て分の客車に乗ることができた。
そういや、乗車中、おせっかいな中国人親子連れに色々世話を受けたが、私は爆睡、h副総裁は次の鶏西のチェック、東四十条さんが、一生懸命相手をしていた。お疲れ様です。
« 最終編集: 5月 16, 2007, 03:27:08 午後 by Borgen » IP記録

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« 返信 #9 投稿日: 5月 17, 2007, 11:09:39 午後 »

Borgenさん
 鶴崗蒸機置換えの報は残念。早く訪れねばです。

 どうやらもう双鴨山は蒸機どころではなく、専ら鎮江のと似たアメリカンコピーですね。
 01年には全客レの一端に満鉄荷物車つき(牽引は前進、【画像】)でしたが、こちらも引退。
 まぁ、あれからもう6年も経ったワケですから…。
« 最終編集: 5月 17, 2007, 11:12:01 午後 by 寝台軟 » IP記録
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« 返信 #10 投稿日: 5月 22, 2007, 09:51:33 午後 »

5月4日、この日はジャムスから林口を経て鶏西に移動する日。昨日までは快晴だったが、この日の天候は雨。どうりで朝寒いわけだ。朝ごはんも食べずタクシーで駅に向かい、速攻で駅舎に入る。
そういや、ジャムス駅の切符売り場で不思議な体験をした。
双鴨山行きと鶏西からハルピンに出る切符を買えることを聞いたところ、鶏西~ハルピンが

「対不起、没有」

……なんだってーー????
い、今トゥイプチーって言ったよな。
ああ、確かに聞いた。期待しないで乗った列車が大当たりというほどありえない状況だ。
北京や広州、シンセンですら、メイヨウのひと言で切符購入は終了してしまうのだが、ジャムスでは前に対不起をつけるのですか。いやぁ感心しました。

さて、この日の列車は7時台発のN80次:牡丹江行き。222キロを4時間で走るためのんびりしている。とはいえ、買った切符は硬座。軟弱な高包慣れしている私にとって、この状況は正直きついのが状況で、確か硬臥が連結していたはず…と思い出し、h副総裁に「同情するなら座席くれ」と補票を打診。車掌に下段はないよと言われたが、横になれるのであれば問題ではない。この車両は宿営車だったが、半分ぐらいを乗客に開放している。ただし、そういった情報はほとんど流れていない場合が多いので、自ら動いてチェックをすることが肝心だ。

4時間ほど横になり、疲れをとったら林口に到着。雨はあがっていた。そういやこの区間の貨物はDF8初期型、ライトの位置を下げ、DF9にならぶのっぺりしたデザインが印象的だ。武漢地域を走り回っていたはずだが最近は東北方面に進出してきたのか?DF4BとDF4D&アメロコばかりで飽きてきた東北ローカルの機関車にバリエーションが増えた感じだ。

林口から鶏西までの列車は13時過ぎまでないという。だったらバス移動も悪くないということで、狭いチャリタクに男3人詰め込まれて近くのバスターミナルに行った。
発車が12時台ということで、乗ることを決意。しかし、バスのオンボロさは予測できたが、道路事情が良くないということまでは考えていなかった…。バスは密山と林口を往復していて、鶏西は途中で降りる形になる。片道6時間にもなるのだろうか、となると鶏西まで3時間は要しそうだ。
さて、その道路事情だが、幹線路といっても舗装は悪い、埃っぽい、山を越えるという難路で、スマートに敷かれた線路の上を走る列車の方が早かったような…とちょっと後悔も生まれたが、仕方がない。途中の乗客の入れ替わりが激しいのが印象的だった。しかも道が悪いからよく揺れ、数人の乗客は車酔いしていたのは言うまでもない。鶏西に入るとようやく道路事情は良くなる。
« 最終編集: 5月 23, 2007, 04:13:14 午後 by Borgen » IP記録

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« 返信 #11 投稿日: 5月 22, 2007, 09:54:39 午後 »

3時近くに鶏西駅前に到着。ホテルを探す前に5日のハルピン戻りの夜行切符を買い求めるが、最終的には売り切れ、結局夜中2時着のチチハル行きしか買えなかった。そして最寄りの鶏西賓館にチェックイン。少し外に出てブラブラする。

遅めの昼ごはんを食べて、ホテルで休息したあと、下見と称してSY蒸気がゴロゴロ走っている“城子河”という鶏西から北5キロの街に行く。バスで1元。東四十条さんは疲れてダウンし。ただのしかばねになっていた。

3路バス(1元)に揺られて約20分。踏み切りの手前で降ろされた我々は線路に向かう。と、近くで汽笛の音が聞こえた。東側に小さい操作場があるから、私とh副総裁と線路伝いにズンズン進む。陽はすでに暮れ始めていた。
向かって右がわにゆるいカーブになっているため、近くまで行かないと分からないが、煙の量と風向きで蒸気がいることだけは把握できた。やはり操作上にSYはいた! 給水塔で休んでいる。またもう1機入れ替え作業を行なっていた。激写していたら、別SYが貨物を牽引しながら爆走し、減速もしないで西方面に去っていった。うーん、15分経たずにこんなに来るとは…。視察で終わらせる予定が急遽変更。とりあえず撮れるだけ撮っておこうという方針に変更。
« 最終編集: 5月 23, 2007, 01:01:58 午前 by Borgen » IP記録

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« 返信 #12 投稿日: 5月 22, 2007, 09:57:53 午後 »

次は北場に移動。東場1キロ満たない距離なので15分も歩けば着く。この区間の線路は北場を中心にデルタ状になっており、進行方向によっては向きも変わるので、同じ場所でも違う写真が撮れるのはうれしいことだ。北場の工場奥にSYが煙を吹きながら今か今かと発車準備を待っていた。そして、5分後にはすぐ発車。夕日を浴びながら、西方面に消えていった。とまた目の前を別のSYが単機回送で東から西に移動中を目撃。本当にこの区間は蒸気がよく来るなぁと感動しきり。
h副総裁がちょっと探検にいってくると西方面を開拓。私は疲れていたので、この場で待機。近くを通過する蒸気を待ち構えてい

その後2回蒸気の単機回送を迎撃。この蒸気、北場から近くの東場とは別の給水塔に向かって行った。といっても距離はないので、その気になれば追っかけ激写も可能だ。夕暮れをバックに逆光シルエットの蒸気はカッコいい。
もう2度と見られないであろう、貴重な給水塔での休息シーンを撮った後は、h副総裁と合流し、ホテルに戻った。ていうか、この時点でお腹いっぱいだから明日が非常に心配なのですが…。

昼食の時間が遅かったためか、2人とも晩御飯はいらないとのこと、しかしh副総裁は鶏西にもケンタッキーはあるんだと喜んで、雪頂氷珈琲をジュバジュバ吸っていた。
うん…すごく好きなんだ…コ●ナッツ…w

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
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« 返信 #13 投稿日: 5月 22, 2007, 11:48:27 午後 »

 Borgenさん、鶏西…大傑作多数!!!、ケムも出てるし、裏山西~
 くわしい情報もありがとうございます(^.^)b、…保存保存(私は未踏です)。

 「サボ」画像の「長汀鎮」、全国時刻表(いまだ去年10月版だが)の駅名リストになく、また画像の列番もなく、一瞬『時刻表にない族』の一種かと思いましたが、よくよく見ると6445~8次としてp.209の隅に出てました。
 ここは火龍溝線という行き止まりの枝線。捜狗地図↓、長汀鎮から更に奥(西)に伸びる線路群は、今は無き(のはず)森林鉄路です。長汀鎮は林業の街らしい。
http://map.sogou.com/new/#c=14381875,5515125,10
 またOK网で検索した所、列番一致【画像】、時刻設定は「全国時刻表」と異なり、終点『長汀鎮』の住民利用に現実的となっており(1日1往復のみ)、例によって「全国時刻表イナカほったらかし現象」の疑いがあります。

引用
「対不起、没有」

 場所が佳木斯という演出効果が非常に利いて、めちゃめちゃフレッシュじゃぁあ~りませんか。
 実は、「眼鏡の大仏さんが来たらコトバに気をつけろ」の上級通知がまわってたりして…ウソウソ(^Q^) 。
« 最終編集: 5月 22, 2007, 11:55:55 午後 by 寝台軟 » IP記録
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« 返信 #14 投稿日: 5月 23, 2007, 05:54:02 午後 »

 今日も朝から早起き。h副総裁のお情けで、朝ごはんを食べる時間は与えてもらったw。結果はすでに書いたが、駅に行き、ハルピン行きの快速寝台は硬臥、軟臥ともに売切れ。5日の時点で11日発の切符を持っている人を見かけたので、こりゃあもうアウトという状態。夜中停車でもいいという願いから、チチハル行き切符があるか聞いたら、あるという答えで、16時台発車のが買えたが、ハルピン停車時刻は夜中の2時だった…。16時台発だとタイムリミットは15時。
 2人死亡1人元気という状態で、朝からバスで城子河までバスに揺られていく。それにしてもh副総裁は元気だ。普段の日曜日なんて、12時近くまでライオンの様によく眠っているくせに、旅行になると、のび太モードで速攻熟睡ができるらしい。仕事上、遅寝遅起が習慣の私には無理な話です。

 昨日と同じ場所に降り、踏切からテクテク東場まで歩いていく。とのっけから、ビヨー! っと北場から東場にかけてのデルタ線で、SYが貨物推進運転を行なっているではないか。慌てて近くまで走り撮り。そして、東場に突入。すでに2台のSYが煙を上げて停まっており、推進運転のSYはそのまま西方向に向かって発車して行った。しかも奥の方にも停まっているし。今朝はちょっぴり涼しく、煙の上がり具合も上々。給水塔のSYは一生懸命蒸気を磨いていた。
 通訳の東十条さんが、運ちゃんや整備士にいろいろ聞いたが、快く迎え入れてくれた。鶏西の蒸気は数年先までは大丈夫らしい。とりあえずDL購入の話は出ていないので、ちっとは安泰か。鶏西は数箇所に分散するが、トータルでは20台近くのSYが走っている。上海五鋼の1台のSYがあったときですらお祭りだったのに、ここだと蒸気最後の楽園のひとつかもしれない。
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