わいわいフォーラム「鉄盟団」
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投稿者 スレッド: Z59次に乗ってきました  (参照数 1608 回)
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Borgen
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« 投稿日: 7月 03, 2007, 03:20:25 午前 »

先日、友達のアテンドで北京と西安に行っていたが、7月1日の夜から2日まで時間があったので、今年のダイヤ改正から走り始めたZ59/60次:北京西~福州行きの高級軟臥(RW19T)に乗ってきた。

この列車は途中、有名な自然観光がある武夷山に停車するため、北京市民は夕方発車して、同駅に朝到着するメリットが増え、福州市民からしてみれば、北京行きの最速列車を得たことになる。ちなみに所属は南昌鉄路局福州段だ。
列車の移動時間は19時間38分。Z列車シリーズからしてみれば一番最長の列車となる。通常は10時間前後で朝早く到着してしまうため乗った気がしないZ列車もあったが、この列車なら乗り応えはありそうだ。

列車は途中まで、非電化区間の京九線を通過するので、機関車はDF11G。客車は25Tシリーズになる。
←福州 1~2/硬座、3~7/硬臥、8/食堂車、9/高級軟臥、10~11/軟臥、12~18/硬臥 北京西→

列車の各車両に従業員が立っている。普通は1人で2両任されているはずだが、乗車時間が長いので1車両1人という配置なのだろう。
彼女に切符を見せて、高級軟臥に乗車。どうやら乗客は私だけのようだ。値段は下段で1186元するが、トイレがそれぞれの個室についているため、待つ必要がない。また室内にはコンセントも付いているので電気類の充電にも事欠かせない。ベッドは奥行き80センチあるので、体の大きい私でも何とか寝れる。そして、料金が高い上に上段に乗車する客はほとんどいないので実質は1人で個室を独占できる。煩わしさを一切なくしたこの利用方法が時として面白い。たまには周りの目を気にしないでくつろぐこともいいものだ。これで1186元は安いです。

列車が発車し、10分ぐらいすると、乗務員が来た。切符と寝台票の交換と、身分証のチェックがあった。ヘー珍しい。というか、これでは、普通の長距離特快と変わらない。やはり距離と時間と、途中停車が絡んでいるからなのか。もしかすると硬座が連結されているのかもしれないが。

高級軟臥の唯一の不満はVCDが全くの役立たず。従業員が発車と同時にイヤホンマイクを持ってきてくれたものの、流れる映画は全て途中で終わっている。これはもうマイク室で使っているVCDが屑以外何物でもないのだが、多分乗客のほうから指摘しても直さないんだろうな。ああ、この列車もこの程度なのかと少しがっかりした。

夕方、すでにおにぎりを買っておいたのだが、せっかくだから食堂車に行ってみた。どうせZ列車でしかも寝台に乗車できるヤツは窃盗をしないだろうと踏んで、鍵は閉じないで食堂車に行った、がよいこのみんなは真似しちゃだめだよ(爆)。
食堂車では従業員がテキパキと動いている。走行開始まだ2ヶ月ちょっとだから、人員の層も厚く、余裕があった。メニューを早速見せてもらう。
う~ん。大体こんなもんか。料金は街中よりは高いが、それでもT15/6次のように汚い字でしかも高い中華之恥メニュー(そういった理由があるから、北京に行く時はこの列車は利用したくない)よりは価格は良心的。20元か15元のものがほとんど。味もそこそこ良かった。あっ! ビールを頼むの忘れた。夕食を食べているとき、速度155キロを出していたのを忘れてはいない。

お腹もいっぱいになり、20時くらいに部屋に戻る。誰もいないから気が楽なことこの上ない。あとはパソコンを開き、たまり始めている仕事を消すべく頑張ったw。気付いたら24時過ぎ。軟臥ならすでに就寝体制に入っているが、気を使うこともないので、1時近くに寝ました。夜中はやけに横揺れした記憶があった。

翌朝、6時過ぎに鷹潭に到着。トイレに起きたけどまた寝た。そして陽も高くなる頃、ボーっと外を眺めると、晴れた空に青々とした水田が織りなす世界が目に入ってきた。それにしてもこの区間は電化されているはずじゃなかったっけ?? と単線でもすれ違うのはDF4B緑亀ばかり。あとで地図を見たら、この列車は鷹潭で福州に向かわず、横峰まで行ってから、横南線という非電化地方鉄路を経由する。冒頭で話した武夷山はこの路線の途中にある。世界でも有名な自然観光地だけあって、景色は最高だ。しかし2度寝は気持ちがいいw。

そして、外上福線に入り線路に沿って流れる福州の河・閩江を横目に、SS3B機関車とすれ違いながら列車は福州に向かっていく。平均時速は70キロ。山が続き、カーブが多いので仕方がない。しかし、軋み音が大きく、車両を造る工程の上で最終チェックが見事に甘いという現状が分かってしまうのが悲しい。関係ないが、朝ごはんはチャーハン(10元)、昼ごはんは弁当(15元)を食べた。そして13時16分に福州駅に到着。この列車はどうやら当日北京に行くようで、新しい列車隊が駅で待っていた。せめて掃除とメンテをきちんと行なってから発車してくれ~。

Z59/60次はデビューして2ヶ月チョイしか経たないものの、細部まで煮詰めていない箇所が多く、中途半端なサービスしか提供できないのがたまに瑕だ。ただ従業員自体はしっかりしていて良かった。したがって評価は70点くらいかなー。高級軟臥はシーズン中以外はガラガラなので、軟臥よりも簡単に取れます。ひとりで快適に過ごしたい人にぜひ。
最後に、この列車は北京から武夷山にのんびり行きたい人にはお勧めの列車です。

その後マックに行き、スプライトをシュバジュバ飲みながら、買った地図で福州東駅にでも行ってみた。しかし貨物駅だったため敷地内に入れず。仕方なく11路で五四路駅に行き、51路に乗り換えて機場バスが出ている阿波羅酒店(五一中路)に行き、無事広州に戻りました。

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« 最終編集: 7月 03, 2007, 03:26:56 午前 by Borgen » IP記録

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« 返信 #1 投稿日: 7月 05, 2007, 12:25:12 午前 »

ボーゲン様、いまやZといえども硬座つきですか。
2輌だけだと、ここがいちばんとりにくいかもですね。

19時間個室独占はいいですね。いま中国だというのを忘れさせられたでしょう。
私は高包は2度ほど乗りましたが、いつもカバンもちの上段。これはつまらんもんですわ。
まぁ公費でタダですが…。
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« 返信 #2 投稿日: 2月 17, 2009, 12:54:11 午後 »

Borgen様:
Z59次乗車記、興味深く拝読致しました。高包は快適な環境のようですね。
武夷山にいくには非常に便利な列車だとのことですが、武夷山到着は朝ですからなかなか有効時間帯の発着としても機能しているように思います。服務態度はいかがでしょうか。もう2年近くたっているから少しは熟してきたでしょうか?餐車での食事も変化が見られたでしょうか。この辺はまたいろいろと楽しみではありますけれど、武夷山はお茶のみならず朱熹にも因んだ場所とのこと、いろいろと調べることも多くおもしろさを感じているところです。本当はZ59は一度全線乗車したいところです。
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« 返信 #3 投稿日: 2月 17, 2009, 04:19:23 午後 »

myoukakuさん、今日は。

書き込みありがとうございます。
高級軟臥は快適というか、価格が高いため、他の客が乗車してこず、静かに過ごせるというのが点です。
乗務員の態度ですが、中国鉄道の場合、時間が経つにつれて劣化していくパターンが多いため、良くなったとは必ずしも言い切れないのが現状です。ただ、花形Z列車のため、他の特快よりは勤務態度はいいかと思います。

広東のチベット鉄道なんてサービスが最悪ですから…。

確かに北京に入って、夕方乗車、翌朝には武夷山に到着というルートは非常に魅力的です。
もし機会があるなら、ぜひ乗車にトライしてみてください。
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