皆様こんばんわ。
若干時間が経ってしまいましたが、この冬休みに、以前こちらではいらーある副総裁様に御紹介いただいた、江西省赣州の赣州林鉄を訪問してきたので、御礼がてらご報告します。
梅州からの夜行で深夜に赣州に着き、翌朝「観光列車(観光資源)になったのなら、知っているだろう」とホテルやタクシーに聞き回って見たが誰も「そんなもの没有」と知らないか、「もう無くなった」という人ばかり。↑の方で幾つか挙げていただいた中国語サイトの情報から読みとれた、この観光鉄道の運営権を引き受けたという「金橋旅行社」も、あるはずの水上賓館ごと消滅しており、やっと見つけた川向こうの「赣州森林鉄路管理処」なる3階建ての建物・・・は既に廃墟。
仕方ないので、路線が向かっている筈の上犹県にバスで転進。バスターミナル内の「県内公路交通図」を頼りにバイクタクシーで、最寄りの梅水駅へ向かい、意外と小綺麗(で線路もまだ走れそうな雰囲気)な駅跡?から線路沿いに終点の終点の窖下(Yaosha:「穴」冠の下は「缶」の字。蘭州の先の海石湾の終点のYaojeのYaoと同じ字)へ(上犹からここまで、毎時1本程度のバスがある模様)。線路を右に左に眺めながら、山を越え、閉山したと思しき炭鉱設備を掠め、あと少しで窖下というところで「森林小火車度暇村」の看板を発見。
県道?から別れ、線路沿いの小径に乗り入れ、橋を渡り、程なく辿り着いた度暇村には、結構錆付いたL型DLに引かれた貨車と改造車と思しき客車が一両。暇そうに編み物などしている管理人らしき2人。建物設備は結構荒廃しており、他に観光客らしき姿は無し。
筆談と身振り手振り、それに掲示されている案内などから得られたりする情報としては、この林鉄の末端部2~3駅分は確かに走行可能のよう。料金は50~90元/人(梅水までは70元)で、10人以上集まれば(10人分以上払えばということかな)チャーター運行可能で、片道は船による往復も可能、「鉄路自行車」と称する線路上を走る自転車で何処かまで行ってくることも可能な模様。が、最近運転した気配なし。梅水が地元だというバイクタクシーの兄ちゃんも、何年か前に1回走っただけで、その後は見たこと無い、との事。建物には現役時代のC2と機関士の写真が飾ってあったのだけれど、こちらだったら良かったのに。
というわけで、結論は限りなく×に近い△でした。残念! やっぱり林鉄は東北に限る、んですかね・・・
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