わいわいフォーラム「鉄盟団」
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投稿者 スレッド: 狂乱のロシア渡航費用  (参照数 2601 回)
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Mr.Problem
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ロシアより鉄をこめて


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« 投稿日: 10月 14, 2008, 12:25:47 午前 »

 年に一度取れる10日間程の休暇。一昨年はK3次、去年はT164次と中国絡みであったのですが、今年はペテルブルグ→イスタンブールの鉄道爆走族となります。
 で、ホテルや列車等を調べていたのですが、最初に訪れた2002年から比べたら勿論のこと、一昨年の秋と比べても金額が上がる一方です。例えばモスクワ→ペテルブルグの看板列車「クラスナーヤストレラ(赤い矢号)」ですが、私が乗った2002年は2等寝台で13,000円ほど(日本の旅行会社を通じて手配した)でした。これでも高いな、と思ったのですが、今は平気で20,000円を越えてきます。シベリア鉄道の代名詞「ロシア号」(ウラジオストク~モスクワ)にいたっては2等でUS$900(在日本某旅行社)。他社も似たようなもので、興味本位で乗車するにしてはある程度覚悟がいる値段になってきました。欧州への安い手段として乗れる乗り物ではありません。観光で行く日本人はビザの関係上どうしても日本で現地の手配をしなくてはいけませんから(※)、嫌でもこの値段で行くしか無いのです。とにかくロシアを出てしまえばあとは好き勝手に切符が買えるので、ペテルブルグから比較的安価で行かれるミンスクまでの切符を購入してロシアを脱出、ミンスク以降はウン十ドルの切符を買い続けてトルコへ向かいます。この時期はガラガラなので手配に困ることはありません。

 ルーブルが強くなり、インフレもあるようですが、ただでさえ他国と比べて宿泊代と都市間移動費が高いところに、各種料金の高騰が重なっては、旅行がキツくなる一方です。私はいい加減今度の旅行でロシアから卒業するつもりですが、もしこれから行こうとお考えの方がおられるのなら、早急の訪問を検討される方が宜しいでしょう。費用の高騰は天井知らずです。

※かつてはバルト三国等で簡単にビザが取れましたが、今は90日以上居住地に定めている国でしか、ビザの申請が出来なくなりました(2008年10月現在)。つまり殆どの日本人にとってはどうしても日本でビザを取っていかなくてはいけなくなります。中国に御住まいの方なら北京や上海で取得できると思います。日本在住者が日本以外で取得する現実的かつ唯一の手段は北京でトランジットビザを得ることでしょうが、これだと北京発のK3次やK19次を利用することになります。こちらも2年前に私が乗車した時と比べ、高騰しているようです。
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« 返信 #1 投稿日: 10月 14, 2008, 09:09:14 午後 »

Mr.Problemさん

なるほど、どうりでシベリア鉄道の料金が過去5年前と比べて恐ろしく高騰している理由はこういうことだったのですか。
シベリア鉄道は年を追うごとに行きづらくなるのは嫌ですね。

自分は何時行けるのだろう…。
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« 返信 #2 投稿日: 10月 15, 2008, 02:16:18 午前 »

 管理人さん

 中国発のロシア行国際列車の値段が上がってるのはロシアの一方的値上げのせいだと何かで読みました。
具体的な上がり具合は分かりませんが、K23やK27、T5の国際区間などと比べてみればその話の真偽も分かるのではないでしょうか?
 ロシア車はK19に限らずロシア号とか赤い矢号などの車両も良くなってますけれどね。でも車両が良くなれば納得するってもんじゃあないです。

 個人的にはK19のロシア国内での扱いは、K3に比べて宜しいんではないかと思います。K3の中国車両はロシア国内客の客扱いをしないのでその辺りはいいんですけれど、連結される食堂車の設備レベルとかであからさまに差別されました。国内客はロシア車に押し込まれますがこれも又ポンコツ車で評判は良くなく、国内旅客の多くは他のロシア仕立ての列車にまわるようです。
 
Borgenさんの莫斯科行は大いに期待していますよ。
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« 返信 #3 投稿日: 7月 05, 2009, 12:13:56 午前 »

◆Mr.Problem様
 はじめまして。5月末になりますが、K3乗ってモスクワに行ってきました。
 手数料込み10万円近く掛かった北京→モスクワの運賃は、もう「諦め」ですが、冷静に考えればこの運賃でこの距離乗れて、あの車両(個人的にはワゴンリの末裔と信じる、RW19)に乗れるなら格安……と考えることにしました。
(目的地が西欧や北米じゃ、絶対あの旅行費用じゃ収まらなかったと思います)
 ちなみに中国国際航空での帰り片道チケットはたったJPY37700。硬臥より安く、既に勝負になってないですね。

 ロシアビザは空バウチャーで取得しました。国内で取得できる業者があり、助かりました。
 これだとロシア国内の移動が現地手配にでき、かなり安くできたと自負しています。
 モスクワ→ペテルブルグを名無し急行(55/56)で二等寝台片道6000円位、一等寝台11000円程度。二等寝台はMECT36でも新車だったのでとても快適でした。一等寝台(下段のみ向かい合わせのタイプ)は古めの車でちょっと損でしたが。

 話戻ってK3次ですが、ロシア内の食堂車はうわさどおりのボロ車でした。ただ、ロシアの客車はカーテンなど魅せ方が巧いので、ボロ車でも気にはなりませんでしたが(この辺、小汚いだけのCA18よりずっとマシ)。あと、ボルシチ美味かったですし。
 K3次のロシア寝台車はやはり古めのMECT36で1両のみ。そこそこの乗車率でした。

 あと、5-6月という最高の時期に行けたのは良かったと思っておりますが、だからこそ次があるなら、冬の乗車も試してみたいですね。反対側のK4次か、或いは19/20次か……。いつになるか分かりませんが。
(新型車になってからの19/20次の乗車記をまだ一度もみていません。シャワー付の高包? どんな車なんでしょう……)
 
 最後になりますが、旅行記のほう地道に更新しています。当面は毎日更新します。
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« 返信 #4 投稿日: 7月 06, 2009, 10:12:52 午後 »

houmeisya様

はじめまして。Mr.Problemです。
モスクワまでの長旅、お疲れ様でした。季節的にもとても美しい時期に旅されており、非常に羨ましい限りです。私は酷寒直前の11月でしたから、その風景の寂しいこと。
以前も書きましたが、値段はしょうがないです。その代わり重厚なRW19で6日間も旅出来たのですから、良しとしてください ほほえみ。私は今まで乗車した車両の中で、
あのRW19が最も良い車両だと思っています。ですから、自分のサイトのドメインも「RW19」にしました。

少し前に居住地以外ではビザがおりないということで、あちこちの大使館や領事館で日本人が追い返されていましたが、なるほど、空ヴァウチャーであれば日本での申請ですからビザもおりるのですね。
観光ではなく●用か通過だと思いますが、取ってしまえば駅の窓口で余裕で切符は手に入りますから理屈上自由旅行も可能ですし。

モスクワ→ペテルブルグは、私はクラスナーヤ=ストレラで移動でした。もう7年前のことです。昨年ペテルブルグを再訪した折、モスコフスキーで見ましたが、全く別の豪華列車になっていました。
この区間は何本も走っていますから、いくらでも安く行かれる方法もありそうです。

K3次のロシア食堂車はやっぱりオンボロでしたか。国内の特急や急行に比べて差別だと思われるような幽霊食堂車でしたが、スープの国ロシアで、私はあの食堂車のスープ以上の味に出会っておりません。
ロシア国内客用寝台車は、私の時はナウシキから1両、ウランウデから1両の、計2両のオンボロMECT36が付いてきました。

ちなみに私は天津inモスクワoutの大韓航空格安航空券利用でした。旅行会社の窓口では「無い」「無理」「ダメ」と言われますが、航空券の仕入担当に航空会社へ確認させろ、と言えば、
(大韓航空と懇意の旅行社であれば)出てくるかもしれません。イレギュラー発券ですが、大韓航空は融通がきくことがあります。かつてはロンドンinニューヨークoutという航空券も
出てきたこともあります(今は知りませんが)。

北京は中安賓館ですね。私も一人で北京滞在の時は中安に滞在します。北京駅に入る列車からも見えますけれど、目の前がモロに線路ですからね。

ブログを拝読しました。私のサイトをご覧いただいたのが訪れるきっかけの一つになったとのこと。管理人としてこれ以上嬉しいことはありません。本当に有難うございました。
今後のブログ更新も期待させていただきます。
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« 返信 #5 投稿日: 7月 07, 2009, 11:58:27 午後 »

◆MrProblem様
 御返答くださり、また、ブログ拝読ありがとうございます。
 貴方のホームページで憧れを募らせ、やっと夢が叶いました。きっかけを作ってくださったことに感謝です。

 RW19は何度も云われますけど、本当に素晴らしい客車ですね。往年のワゴンリに見劣りしない……という見解には同意いたします。いや、だからこその「西方快車」なのですが。
 ちなみにワゴンリの本物?はSudExpressのU-ハンザで拝んだことがあります(乗ったのは隣のロザで、食堂行くときに通路を通っただけなのですが)。戦後生まれながらも車内造作の重厚なことに驚いたものです。ドイツの東西は違いますけど、RW19にも同じ流れは感じられました。ここでも10ウン年来の憧れが叶ったとも。
 
 あと、占有面積とか設備でRW19より贅沢な車は珍しくないのでしょうが、あの3次という運用に入っていることも魅力を増していると思うのです。所要時間もさることながら、台車交換に国境越えというドラマ、そして漢字のサボの車が西洋を目指すという心地よい違和感。それが(一応は)実用のための定期列車であるという、奇跡。もう、何を云ってよいのやら。

引用
モスクワ→ペテルブルグは、私はクラスナーヤ=ストレラで移動でした。
 新型になった「赤い矢」も、写真(地球の歩き方「ロシア」)を見る限りでは、クペだと普通の新型MECT36みたいですね(カーテンは凄く豪華ですが。ロシアの客車の「魅せ方」は本当に凄い)。その上のクラスはかなり豪華みたいなのですが……手が出る価格じゃないのと、あの距離にはもったいないような気がします。
 この区間も近々ICE3が走るようですから、だんだん昼行中心に変わっていくのでしょうか……。

引用
いくらでも安く行かれる方法もありそうです。
 あの距離なら、話の種にプラッツカルトに挑戦してみるのも面白そう……と思っています。エレクトリーチカ乗り継ぎで移動することも可能だというのですが、流石にそれはお尻が死にそうです。E231に上野⇔宇都宮でもうんざりしますのに。

引用
ロシア国内客用寝台車は、私の時はナウシキから1両、ウランウデから1両の、計2両のオンボロMECT36が付いてきました。
 2両ついてたんですか! 自分のときはずっと1両だけでした。需要が減ったのか、どちらかが偶々だったのか…?
 MECT36はやっぱりボロでしたけど、カーテンや化粧板はYW18よりは重厚であり、個人的にはこっちが好みです。
 
引用
ちなみに私は天津inモスクワoutの大韓航空格安航空券利
 その手もあったんですね。大韓航空は思いつきませんでした。
 シベリア横断だと、「帰り」(送り込み)の空路の確保も重要課題なんですよね。片道券を安く買うのがこんなに難しいとは……。中国国際航空には感謝です。

引用
私は酷寒直前の11月でしたから、
 シベリア鉄道の旅は季節で印象変わるといわれますものね。
 貴方も夏の再訪ができること、願っております。夏のシベリアは、シベリアという言葉に付きまとう昏さや重さを吹き飛ばす、明るさと力強さを感じましたので。日がいつまでも沈まないので、景色見て写真撮ってるだけで退屈もしませんでしたし。
 そして、私も次は冬に挑戦してみたいと思うのです(いつになるか分かりませんが)。
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« 返信 #6 投稿日: 7月 08, 2009, 01:19:15 午前 »

houmeisyaさん今晩は。

ブログ拝見楽しみにしております。
写真アングルが素晴らしい。今や完全空調化され、密閉タイプとなった中国の車両と見比べると、「暑そうだけど楽しそう」。
折角いいカメラを使っても、新型車両だとガラスで完全密封され、ガラス越しの反射した撮影になってしまい限りなくつまらない思い出しかありませんでしたが、こういう画像を見ると、たまには非空調車もいいかな? と思います(ただし寝台に限るww)。

京包線の電化は大同から包頭まで完成しており、貴ブログ本文中にも書かれていた大秦線の貨物列車がこの辺まで進出するようになりました。リンクありがとうございます。
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