わいわいフォーラム「鉄盟団」
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投稿者 スレッド: シベリア鉄道での機関車交換  (参照数 3798 回)
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RW24
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人民鉄路は人民の為には我々の仕事の目的


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« 投稿日: 2月 16, 2009, 10:16:39 午後 »

皆さんこんばんは。RW24です。今回はシベリア鉄道での機関車交換について紹介します。
まず最初に言いますがよく中国の長距離列車は途中駅で機関車を交換しますが、シベリア鉄道の場合は
k3/4列車にせよK19/20列車にせよ中国のように頻繁には機関車の交換はしません。
と言うのはシベリア鉄道は2002年12月25日に全線電化が完了しているからです。
但し途中の電化方式は直流3000Vと交流25000V50Hzの両方が使用されています。
なおK3/4列車はウランウデ駅で、K19/20列車はチタ駅で電気機関車とディーゼル機関車との
交換が行われます。
ここではモスクワ発の列車の場合について途中の機関車交換を行う駅を紹介します。
因みにロシアでは日本と違って交流と直流の電化方式が変わる所では必ず機関車交換があります。
日本と違って交直両用機関車と言うのは存在しません。
①パレジノ駅(モスクワ起点1,154㌔地点)
この駅では電化方式が交流25000Vから直流3000Vへと変わります。
②マリインスク駅(モスクワ起点3,680㌔地点)
ノボシビルスク駅から約300キロ程東に行った所にある駅です。ここでは電化方式が直流3000Vから
交流25000Vに変更されます。
③ジマ駅(モスクワ起点4,902㌔地点)
この駅では電化方式が交流25000Vから直流3000Vへと変更されます。
④スリュジャンカⅠ駅(モスクワ起点5,278㌔地点)
イルクーツク駅から120㌔ほど東に行った所にある駅です。ここでは電化方式が直流3000Vから交流
25000Vに変更されます。
⑤あとはk4列車ならウランウデ駅でディーゼル機関車に、k20列車ならチタ駅で同じくディーゼル
機関車へ交換します。
K3/4列車にせよK19/20列車にせよシベリア鉄道を走行中に機関車交換を行う駅は大抵上記4箇所だけ
ですので参考にして頂ければと思います。

(参考文献 地球の歩き方 シベリア鉄道とサハリン 2009-10)


« 最終編集: 2月 18, 2009, 07:25:12 午後 by RW24 » IP記録
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« 返信 #1 投稿日: 2月 18, 2009, 08:26:19 午後 »

意外と少ないんですね。
モスクワ近郊は直流電化かと思っていましたが、交流なんですね。

ちなみに3/4列車はウランバートルで交換があります。
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« 返信 #2 投稿日: 2月 18, 2009, 08:48:48 午後 »

意外と少ないんですね。
モスクワ近郊は直流電化かと思っていましたが、交流なんですね。

ちなみに3/4列車はウランバートルで交換があります。

ウランゴーさん、こんばんは。RW24です。
モスクワ近郊は確かに直流電化の所もありますが、現在運行しているルート(ウラジミール駅、
ゴーリキー・モスコフスキー駅経由)は2001年6月からのものです。このルートは交流電化です。
 2001年5月まではモスクワを出発して直流3000V区間のヤロスラブリ駅・ダニロフ駅を経由してダニロフ駅から
交流25000Vに電化方式が変わり、ここで機関車を交換していました。

(参考文献 地球の歩き方 シベリア鉄道とサハリン 2002-03版)
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« 返信 #3 投稿日: 2月 20, 2009, 09:24:15 午前 »

RW24さん
なるほど、モスクワ近郊は別路線に切り替わってるんですね。
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« 返信 #4 投稿日: 7月 04, 2009, 11:29:31 午後 »

管理人殿、お世話になっております。
RW24様、ウランゴー様、はじめまして。houmeisya(西方快車)と申します。
シベリア鉄道での機関車交換事情なのですが、先日(5月末)K3次に乗車し、以下を確認いたしました。
乗車したのがK3次なので北京発モスクワ行きとなります。
※なお、旅行記は以下で執筆中です。
http://seihoukaisya.seesaa.net/

北京→大同 AC25000V SS2
大同→集寧南 非電化 DF4C(青)
集寧南→二連 非電化 DF4B(橙)
(二連站入れ換え、DF7)
============
二連→ウランバートル 非電化 2M62重連(緑+青)
ウランバートル→ナウシキ? 非電化 2M62(赤)
============
ナウシキ?→ウランウデ 非電化? 牽引機不明
ウランウデ→マリインスク AC25000V ЭП1(途中、ジマでЭП1同士で機関車交換)
マリインスク→バレジノ DC3000V ЧС2(途中、ババビンスクでЧС2同士の機関車交換)
バレジノ→ウラジミール AC25000V ЧС4T
ウラジミール→モスクワヤロスラベリ DC3000V ЧС7


 時間と情勢から牽引機を確認できなかった蒙露国境付近を除いても、中国内で3機、モンゴル内で2機、ロシア内で6機が牽引したことになります。同形機同士での機関車交換もありますが、連続での運用距離や所属区を考えると必要なのでしょうね。

 なお、ロシアの電機に関しては、以下を参照願います。
「ЭП1」 ロシア製交流電機。製造1999~ B-B-B
http://ru.wikipedia.org/wiki/Электровоз_ЭП1
「ЧС2」 チェコ製直流電機。製造1958-1973 C-C
http://ru.wikipedia.org/wiki/Электровоз_ЧС2
「ЧС4T」 チェコ製交流電機。製造1972以降? C-C
http://ru.wikipedia.org/wiki/Электровоз_ЧС4
 リンク先の、下のほうの角ばった機関車。ほぼ同形で直流機のЧС2Tが存在し紛らわしい。
「ЧС7」 チェコ製直流電機。製造1983-2000 B-B B-Bの2車体
http://ru.wikipedia.org/wiki/Электровоз_ЧС7


◆RW24様
 基本情報ありがとうございます。上記のまとめが役に立ちました。

引用
因みにロシアでは日本と違って交流と直流の電化方式が変わる所では必ず機関車交換があります。
 必ず(黒磯の如く)「地上切り替え」を行っていますね。

引用
③ジマ駅(モスクワ起点4,902㌔地点)
この駅では電化方式が交流25000Vから直流3000Vへと変更されます。
④スリュジャンカⅠ駅(モスクワ起点5,278㌔地点)
イルクーツク駅から120㌔ほど東に行った所にある駅です。ここでは電化方式が直流3000Vから交流
25000Vに変更されます。
 このあたりは全て交流25000V電化区間になり、現在は直流電化区間はありません。
 過去にはジマ~イルクーツク~スリュジャンカⅠ間は直流3000Vでした。この区間、イルクーツク~スリュジャンカ間は結構な山岳地帯であり、蒸機時代に先行して直流電化を行ったものの(1945-1955年施工)、のちに周辺が交流電化され「離れ小島」になってしまってから、取り扱いの便から交流25000Vに変更したものと思われます(但し、時期が不明)。事情は奥羽本線や仙山線と似通っていますね。
 関連して、現在はスリュジャンカⅠでの機関車交換はなく、2分しか停車しません(余談ですが、この短時間停車でも名物オームリの燻製はデッキにまで売りに来ます)。
※参考文献:「写真で楽しむ世界の鉄道4」(1964交友社)。シベリア鉄道の電化に関する記述あり。

◆ウランゴー様
 最近、貴方のモンゴル鉄道サイトを拝見し、情報量に驚いております……。
>モスクワ近郊は直流電化かと思っていましたが、交流なんですね。
 上記のよう、ウラジミール~モスクワ間は直流電化で、直流電機が牽引します。

>ちなみに3/4列車はウランバートルで交換があります。
 確認いたしました。2M62同士での機関車交換ですね。なお、ウランバートルで食堂車のクルーも交代していました。
 余談ですが、乗車した3次の食堂車は102号で、インテリアが105号とは若干異なります。102号のほうがより派手な感じでした。お気に入りの車です。
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« 返信 #5 投稿日: 7月 06, 2009, 07:26:45 午後 »

houmeisyaさん、こちらこそはじめまして。
3列車のRW19で北京からモスクワまで乗り通すなんて羨ましい限りです。

貴ブログですが、ボーゲンさんの掲示板のリンクから、
先週からこっそり拝見させていただいており、
更新まだかな、モンゴルまだかなと、毎日楽しみにしております。

睡眠不足必至の、北京駅を発着する列車が一望できるホテルは、
このフォーラムのメンバーなら一度は泊まってみたいのではないでしょうか。
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« 返信 #6 投稿日: 7月 07, 2009, 10:52:21 午後 »

◆ウランゴー様
 ブログ拝見くださりありがとうございます。
 漫車な速度ですが、お付き合いくだされば幸いです。
 一応、明日の夜に台車交換、明後日の夜にモンゴル入りの予定です。

 ところで、ウランバートル→モスクワの5列車?の乗車記はまだ見たことないですね。3次乗車の多くの白人旅行者はモンゴル観光の後、5列車でモスクワを目指すようなのでそれなりに賑やかな(混んでる)列車になりそうな予感がします。
 ただ、5列車の高包が下段向かい合わせ洗面台なしのMECT18らしいのがイマイチですね。アレに高い運賃払って何晩も乗るのはちょっと嫌です(安けりゃ文句は言いませんけど)。ウランバートル降車の旅行者も、RW19の天国からMECT18でがっかりされるんじゃないかと、他人事ながら不安です(笑)。
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« 返信 #7 投稿日: 7月 08, 2009, 07:38:14 午後 »

houmeisya様

5列車の旅行記は私も見たことがありません。
平日休みのときに、駅に見に行きましたが、
6列車共けっこうお客さんは乗っています。

モンゴル人買い出し客が多いようで、特に6列車はウランバートルに着くなり、
荷物車かと突っ込みを入れたくなるほど、次から次へと段ボール箱が運び出されます。
そんな乗客と同室になってしまったら大変、
おそらくコンパートメント内は足の踏み場もないのではないかと思います。

RW19からMECT18へ乗り換えですが
ほとんど同じ料金体制なのに、これだけの設備・仕様の格差には
さぞ、がっかりされた事でしょう。

それでは、更新楽しみに待ってます。
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緑皮車が大好きです。軟車ならね・・・


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« 返信 #8 投稿日: 7月 09, 2009, 12:05:12 午前 »

ウランゴー様、西方快車様
はじめまして。常緑樹と申します。
お二方のブログとも、更新を楽しみにしながらいつも拝見させて頂いてます。

非鉄(女性の旅行者かな?)の方が書かれた5列車の旅行記なら見たことがありますので、
ここで紹介させて頂きます。http://ostost.exblog.jp/m2006-07-01/
ウランウデからモスクワまでロシア国鉄側の車両に乗られたみたいですが、
行商列車となっているモンゴル側客車の様子についても、その写真など興味深く見ることができます。

2006年の時点のようですが、行商客中心な感じなんだなと思って拝読しました。
2000年に、http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/30644104.html
という本がありましたが、そのころから変わっていないようです。

>ウランゴー様
いい機会なので合わせて伺いたいのですが、貴ブログの表紙写真にある後2両のオレンジ色の
客車がありますが、あれはなんでしょうか?
« 最終編集: 7月 09, 2009, 12:17:20 午前 by 常緑樹 » IP記録
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« 返信 #9 投稿日: 7月 09, 2009, 07:05:52 午後 »

常緑樹様。こちらこそはじめまして。
ご覧になって頂きありがとうございます。

紹介されました5列車の旅行記、拝見しました。これは凄いですね。

この列車のモンゴル行商人は、ロシアから物を買ってくるだけかと思っていましたが、
モスクワ行き列車で、各駅で停車中に販売してしまうという、
ここまで特殊な行商列車だったとは初めて知って驚いています。
もう列車そのものが市場と化してしまっていますね。

オレンジ色2両の客車は軌道検測車で、日本でいえばマヤ34のような存在です。
1両は中間台車を持ち、もう1両は妻面には窓があります。
よく2両セットで旅客列車の最後尾にぶら下がっているのを目にします。
↓写真はこちらにまとめています。
http://www.geocities.jp/ub_railfan/pc/work.htm
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