http://news.huochepiao.com/2011-4/20114891640.htm中国からシルクロード、中央アジアなどを経由して、ヨーロッパへ至るチャイナランドブリッジの国際貨物列車が新しく登場した。
同列車は3月19日、重慶で生産した電子部品を満載して重慶西駅を発車。途中、中国国内の達州、安康、西安、蘭州、烏魯木斉、阿拉山口を経由。カザフスタン、ロシア、ベラルーシー、ポーランドを跨ぎ、ドイツのデュイスブルク向かう同貨物列車の距離は1万1179キロ、16日を要する。同列車は4月5日の早朝に到着した。
同列車の運行に当たり、重慶では積極的に国家鉄道部、海関や経由する6ヵ国の関連部門と協議し、列車輸送の優先と通関の簡素化、関係方面はまた多種の技術の採用、全行程のテスト、通関と天候が電子製品に影響がない運行を実施できるよう、国家鉄道部、海関や経由する6ヵ国の関連部門と協議した。
太平洋物流の重要西部地域である重慶は長江を利用した水運業が盛んだったが、時間の長さがネックだった。そのため、重慶では「一江両翼三洋」という国際物流ルートを計画。新しくチャイナランドブリッジを計画の一部に付け加えた。
「一江両翼三洋」という意味は、一江は太平洋に至る長江、両翼は重慶からシルクロードを経由して最終的には大西洋のオランダのロッテルダムにいたる一翼と、重慶から昆明に進み、さらに建設中のミャンマーなどの国家を経由して東南アジアのインド洋に抜けるルートである。
重慶市長は、新しい物流ルートの助けを借りて、重慶産の製品をヨーロッパへ運ぶ時間を東南アジアルートよりも大幅に削減できることで、重慶をはじめとする、陝西、四川の西部三角地帯の将来は鉄道を使ったヨーロッパの国際貿易の橋頭堡になると述べた。
ちなみにこの列車、10年10月より試運転に入っていたようで、
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/101020/mcb1010200506014-n1.htm今回は正式に定期便となりそうだ。
また、重慶自体はノートパソコンの生産地を目指しており、ヨーロッパへのIT関連機器の輸送を極めて重視しているそうです。
あそこの開発区、そういう秘密基地だったんだ
。
http://kobeport.org/jp/html/852.html同じ10年11月には重慶とドイツのハンブルクを結ぶ国際貨物列車が試験的運用を開始しているので、重慶は中国西部の鉄道物流拠点になるかもしれません。こう考えると、パソコンひとつとってもグローバル展開が進んでいるという認識が必要かな?