わいわいフォーラム「鉄盟団」
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投稿者 スレッド: ウルムチ→済南1086次(西安から区間乗車)  (参照数 216 回)
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yz31
直達
*****
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投稿: 397


バイト―〒自転車に乗りたかったので


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« 投稿日: 9月 19, 2011, 02:52:24 午後 »

みなさんおひさしぶりです
さいきん学業が忙しく,閲覧は別として(しばしば),投稿は久方ぶりです。

8月26日に,ウルムチ発済南行きの1086次に西安から済南まで乗車しました。この列車は,長距離普快で非空調のれっきとした長距離B級列車,しかも,現時点で中国でもっとも運行時間の長い(約48時間)非空調列車ですといいたいところですが,乗車直前の8月13日~15日に空調化されてしまいました涙
記事  http://news.iqilu.com/shandong/yaowen/2011/0813/530844.html 済魯晩報

ほんの2年前まで3往復もあった西安から山東省に向かう非空調列車が全てなくなってしまったので意気消沈しつつ,景色を見るために(1986次は西安を朝に出て済南にその日の夜に着く)1086次の乗車券を購入。車両にはあまり期待せずに乗車すると,これがなかなかのB級でいいんですね(反面,それで運賃値上げは不条理としかいいようがないですが)。ということで,紹介させていただきます。

8月26日
6時半に西安駅に到着。手持ちの乗車券は無座なので,順番をとるために定刻1時間前にはいりました。待合室に入ると,予想に反して,待っている人は2人だけ。余裕で1番目を占めることができました。乗車時も30人ほどで,西安からこの列車に乗車する人は驚くほど少なかったです。無座券の割当数が少ないのか,人気がないのかはわかりません。1時間遅れて8時15分に入線。一番後ろの18号車に駆け込みました。ところが,限售の影響か,西安で降りる人は皆無。満員列車に乗り込むことになってしまいました。一番後ろの車両であることを生かし,車掌室の前の通路に新聞をひいてそこに座ることに。後ろは電源車なので,ほとんど通路を人が通らないのです。これはいい場所でした。

車両はすべて25G。置き換え前は,瀋陽局所属だったようです。硬座車8両のうち,4両は25Bからの改造車で,しかも車内の車番標には堂々と「25B」。さらに車体側面にもオレンジ色で「25B」と記している車両も2両。これらの車両の特徴をすこし調べてみましたが,アコモは25Bと同じであること,車内の車番標には25Bとあること,外から見ると窓が落ち窪んでいるように見えること。今後も,これらで,25Bからの改造車が判別できそうだと思いました。車両はいずれも結構な経年車で,乗降扉の鍵がこわれて終始開けられる状態だったり,塗装がぼろぼろになっていたりとめちゃくちゃでした。乗降扉の破損(鍵故障,へこみ,ふくらみ,変形)は全車両で目立っており,「超員」の影響と思われます。ふつうに,新しめの25BよりもずいぶんB級の雰囲気を出していると思いました。

車掌の雑談によると,空調化して,乗客は減ったとのこと。やはり運賃の安い非空調車のニーズはまだまだ高いですね。

一番後ろなので,「運転長」の仕事を見ることができました。日本の車掌の「運転扱い」の仕事を,中国では,各客運段が交代して「運転長」を乗車させて,行わせているのですね。乗務位置は,1086では,18号車の一番後ろの硬座のボックス。西安,鄭州,徐州,済南の客運段が交代して担当していました。トランシーバーでは「車長」とよばれています。駅では,駅長の指示に従って運転士に発車指示。発車直後に運転士がブレーキ圧を問い合わせて答える。鄭州の運転長だけ,2回ほど見ずに答えていましたが,それ以外はみな圧力計まで足を運んでみていたのでまあいいでしょう。常に550前後でした。運転中は,建前では,通過駅の通過時刻を細かい表に記録することになっていますが,手が余り回ってなさそうでした。運転長は,乗務が終了すると,報告書を提出するようで,報告書を綴じたノートを大事にもって,いろいろと書き込んでいました。到着直前になると,急に慌ただしくなり,到着番線の連絡を駅長から受け取り,運転士と確認し,入線信号を運転士から受け取り…という具合です。運転長と運転士の交信は復唱が義務づけられているようでした。「1086車長。風圧560好マ」(運転長) 「1086車長。風圧560好マ…好バ!」(ウテシ)  まあしかしこのシステム全体非効率なものです。

終点済南には翌日0時30分頃に到着。1時間半遅れでした。

蘭新線系統は,まだまだウルムチ-連雲港,商丘,西安など非空調列車が残っています。幹線系統の非空調列車の全廃はいよいよ時間の問題になってきたように近年思います。今のうちによく乗っておきたいものです。
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