http://news.huochepiao.com/2009-10/20091021105300.htm2015年の開通を目標に建設が進んでいる広九高速鉄路の切符代が発表された。
開通後、広州と香港を48分で結ぶ同列車の切符料金は180香港ドル。
従来の190香港ドルより10香港ドルお得な価格設定となっている。
広深港高速鉄路建設計画は今のところ何の変更もなく進んでいる。
同線の全長は140キロ、香港区間は26キロとなり、香港側の起点は西九龍、広州側の起点は番禺石壁となり、途中深圳福田、龍華、東莞虎門を経由する。現在の計画では、高速鉄道運用の開始時期は予定している1日90本の城際列車と24本の長距離列車が同区間から発着。広州と深圳を30分で結び、将来的には15分1本貼発車のダイヤを設定している。
また、香港運輸及房屋局長鄭女史によれば、同高速鉄道は西九龍を出発後48分で広州に到着。広深港高速鉄路の開通により、広東省と香港の距離が1時間の生活圏内に収まることを述べている。
さらに、広州と香港の料金は180香港ドルと現在2時間かかっている在来線の直通列車より10元お得な価格設定と、すでに交通競争のツールとしての役割を果たす。また、香港と深圳と高速鉄道料金は45~49香港ドルの価格設定となり、MTR東鉄線の紅磡から羅湖を経由する価格より3割高い。香港から東莞への価格はおよそ131元である。
現在決定している計画では、運行予定の高速鉄道のうち、24本は中国本土の15箇所の都市と結び、将来的に33本の列車が16都市と結ぶ予定である。
香港政府によれば、大陸とを結ぶ高速鉄道の建設は内地と香港とのリンクが強化されるばかりでなく、中長期にわたる香港発展の動力のひとつのツールにもなりうる。香港政府のまとめによると、鉄道運用の経済効果は2009年の時点で870億元(毎年4%の成長)。また、高速鉄道の建設に伴う雇用機会は1.1万人となり、完成後は関連施設の建設が発生するため、新たに1000人の雇用機会が発生する。
また、同高速鉄道の建設費は395億元から537億元に増え、さらに関連施設の建設で115億元が加算され、652億元の資金がつぎ込まれている。